夏の夕立、大嵐!

今日の夕立は凄かった!
朝から雲で覆われていた空に向かい、「暑いだけで、勢いもやるきのかけらもない中途半端さだ」などと悪口を言っていましたが、まさに、それを返上するがごとく。
ご立派な大嵐でした。
やはり、自然を悪くいうのは、差し控えた方がよさそうです。
嵐…っていうか、夕立は、午後の一番暑い時刻を迎えた頃に始まりました。最初に、いかにもドラゴンだの竜だのが(← 一緒か。)出てきそうな怪しげな雲が空を覆い、西の方角は真っ暗に。
「これはすんごいことになりそう!」とワクワクの気分を裏切らず、稲光、そして、寸暇を置かずしての雷鳴。
最初の一撃は、空を引き裂くようなバリバリ音と、大地を振るわすドーン!という轟音。
その後は、空を舞台に、音と光と雨の縦横無尽な大スペクタクル。
稲妻を何本見たことか、雷鳴の轟きを何回聞いたことか。
そして、横なぐりの雨 …ていうか、真っ正面からまっすぐガラス窓にぶつかる巨大な雨粒。
ねむの木は、すっかり葉っぱを閉じてしまっています。レモンについた、大きい鳥のフンのようなアゲハの幼虫は微動だにしません。 人間は、雷がここに落ちてくることはないってことを知っていますから、こわくありませんが、植物や虫たちは、こわい思いをしたんだと思います。
その後、夕立は小一時間ほどでおさまり、すっかり涼しくなって、ホッと一息。 しかも、横なぐりの雨におかげで、植木達への今日の水やりの必要はなくなっています。
ふと、辺りを見渡すと、はす向かいのマンションの、とあるベランダにお布団が数枚、干しっ放しになっているのを見つけました。…よそ様のこととはいえ、今夜のことを思うと他人事には思えません。
それにしてもこの夕立、山手線を止まるわ運行も乱すわ、東京湾花火大会は明日に順延させるわ等々、ひとかたならない影響を都市にもたらしたツワモノの模様。