メロンがのっかったケーキ

zabbon2006-09-30

土曜日の今日、予定通り、ケガをして気の毒な目に遭い、かつ、メロンを食べたがっているケガ人が入院している病院に向かいます。
でも、家の近くでケーキを買うと、持ち歩いてる間に傷んでしまい、「おなかの病気」という二次災害を持ち込む恐れがあるので、最寄りの駅に着いてから買うことにしました。
途中、メールを入れたところ、「メロンのケーキといえば、昔食べた、不二家のショートケーキだよね」などという、新たなオーダーが入ります。どうやら、ご本人にとっては、メロンがのっかっているケーキは、ノスタルジックなソウルフードのようです。
それを知ったzabbon、あらたな使命に身が引き締まります。しかも、ケーキにすることに納得してくれたんだもの。なんとしても、メロンがのっかっているケーキを買っていかなければなりません。「不二家」というスペシャルリコメンデーションも入っています。
そして駅に到着。改札を出て周りを見渡せば、おおっ!なんて僥倖なることよ、目の前に不二家の旗が翻っています。これで、ミッションコンプリートです…と、思いきや、不二家には、メロンがのっかったショートケーキがありませんでした。
このあたり、全く以て、「ざぼんな毎日」的展開です。
ショーケースには、いちごがのっかっているケーキはあるものの、その他は、モンブランやサツマイモのケーキが、暖かみのある色合いと共に、季節をおいしく告げています。それはそれで、とてもおいしそうです。
しかし。…なのであります。(←ケロロ軍曹調)
メロンのケーキを食べたがっている人が、果たして、モンブランを喜ぶであろうか。いや、その前に、zabbon本人の頭の中が、「メロンand食べたい」モードになってしまっていました。こうなってしまっては、例え、ご本人がヨシとしても、zabbon自身が、それをヨシとすることができるはずはありません。
ということで、その後は体力勝負…というほど、奔走しませんでしたが、ありました! お目当ての、かつ、季節はずれのメロンがのっかったケーキが。正確に言えば、メロンがのっかったババロアでした。
救世主は、「kaka」というケーキ屋さんです。「『果』と『菓』のおいしい関係」などという、極めてzabbon好みの ”うまいこといったもんだ”的キャッチフレーズがついています。字面を見れば、どちらかといえば、草かんむりがついている方がくだものっぽいのに、そうじゃないところが、漢字の奥深さを思い起こさせるところもツボです。要は、フルーツを使ったケーキを得意とするケーキ屋さんです。
そして、お店の人と、ニッコリと鷹揚に会話を交わしながら購入、意気揚々と病院に向かいます。
確かに、メロンがのっかったババロアを手に入れるまで一筋縄ではいきませんでした。様々なドラマがありました。
でも、病院に到着するや否や、メロンを食べたかったケガ人が、嬉しそう&おいしそうにメロンがのっかったババロアを食べてくれる様子を見て、zabbon自身も非常に満足したのでありました。
ちなみに、写真左端の、フルーツがのっかっているババロアは、「夜食用」なんだそうです。
食欲のあるのは元気な印。 退院も思ったより早くなりそうでよかったです。