「働きマン」スイッチ

日曜の晩は、これを読むべし。
読んでから、月曜の朝を迎えるべし。
できれば、通勤電車の中でも、これを読むべし。
なれば、グズついた天気など、ものともしない新たな自分が生じていることを発見するであろう。

働きマン(1) (モーニング KC) 働きマン(2) (モーニング KC)  


ということで、ここ2週間、月曜日の朝がゆううつではありません。
それどころか、活力にあふれ、働く意欲の輝きに満ちた金色のオーラに包まれています。
月曜だからといって、仕事を「流して」あるいは、「自分をだましだまし」とり進めることもここ2回の月曜日はありません。
働きマン」を読むと、zabbonも、

松方弘子・28歳。週刊「JIDAI」勤務の編集者。
プライベートを犠牲にしながらも仕事に没頭する彼女を中心に、上司や同僚、取材対象者などあらゆる人々を通して、「働くとはなにか」を問う!! 
葛藤(かっとう)や悩みを抱えていても進むしかない、そこに仕事がある限り!! 

のような、働きマンに変身してしまうのです。 「そこに仕事がある限り!!」
内なるエネルギーが燃えさかるかのようです。
もともとお気楽&無理をしない性分ですが、その分、外からの影響を受けやすい単純さも兼ね備えています。
なので、「松方zabbon」になるのも、たやすいことです。
年齢も軽く飛び越えて、いつのまにやら、自分自身の炎で燃えさかっていた28才に戻っています。(しかし、気持ちだけ。体が28才にはついていけないのが悲しい)
いいんです。いずれにしても、気合いが入ります。

でも、失敗もあります。
この前、同僚が「こんなんじゃ、やる気でないよ」などと、朝っぱらからグチり始めました。
普段なら、「そうだよねー。やってらんないよねぇ。じゃあ、午前中は、軽く流すか」などと、一緒に怠けてしまうはずのところ、すでに「働きzabbon」スイッチが入っていたzabbon、
 「そんなんでやる気なくすくらいなら、会社なんか辞めちまえ〜(冗)!」
と、一喝していました。
そしたら、いつもなら、軽くかまし返してくるはずの同僚なのに、そうはならずに、いきなり、「もういい、zabbonさんなんか、もういい!(涙声)」といって、クルリと向こうを向いて、立ち去ってしまいました。
あり得ない展開。マンガみたい。 (「クララのバカ!」みたい)
ええええ〜〜? なになになになに〜? と目が点。
当然、スイッチもすぐに切れ、「なんか知らんが、やば〜っ。言い過ぎたかぁ?」と冷や汗。
そして、一段落ついた頃、ワケを聞いたら、実は、その直前、同僚の仲良しの友達が、職場の不満を理由に退職を決意した、という知らせを受けたばかりで、心を痛めてたのです。
そんなことは何も知らなかった、とはいえ、zabbonのムダなやる気は、彼女の心痛にズドーンとストライク。傷口に塩を塗り込んでしまっていたのでした。
ここでの教訓。
モチベーションは得難いもの。使うべきところに使いましょう。
その後のzabbonのお仕事は、この一件にて霧散したモチベーションのせいで、ごくフツーなものになってしまいました。(その方が、よかったかも)