関西定番菓子「元祖ボール」

zabbon2006-12-10

この前、近所のスーパーで見つけた「元祖ボール」という名前のお菓子。(このスーパー、一昨日、しいたけを見つけたのとは別の、前に、でっかいオリーブオイルを見つけたスーパです。でも、あれ以来、でっかいオリーブオイルは、店頭に現れません。涙)
で、お菓子ですが、「元祖」というからには、古くからあるはずですが、関東地方で生まれ育ったzabbonにとっては、初めて見たお菓子です。
メーカーは、植田製菓工場謹製というところです。
袋のウラをみると、
「この味を関西以外の方々に!!
独特の甘みと口当たりで、関西を中心に、西日本各地で広く親しまれる”元祖ボール”は、弊社三代目が考案し、昭和6年に発売した上方の銘菓。上質の餅米を吟味して、昔ながらの手法で作り上げるその味は、なつかしさが漂います。
ご家庭での団らんに、お酒のお供に、そして、関東方面へのおみやげ物に幅広くご利用下さいませ。」

とあります。
ほっほぅ〜。
どうやら関西では、定番のお菓子のようでありながら、関東に上陸したことのないお菓子のようです。
しかも、昭和6年から発売されていると言うから、75年近くの歴史がある、関西人にとっては、昔ながらのなつかしの味のよう。
それに、「お酒のお供に」というところ。
人によって、お酒の飲み方って違いますが、zabbonは、お酒&甘いもの、というのが大好き。伊勢名物の赤福と冷酒の組み合わせなんざ…!
ということで、興味津々、即購入です。
家に帰って、早速、あけてみると、こんな感じです。

茶色いボールが、カラをつけたまま、ぽーんとはぜたような形で、とてもかわいい。水の分子の説明にも使えそうな形をしています。
茶色部分は、かりんとうみたいに堅くてカリカリしています。 白い部分は、ひなあられの大きいのに蜜がたっぷりしみ込んだような感じで、歯にくっつくかと思われるくらいもっちりしているのに、軽い食感です。
強いて言えば、かりんとうにも似ていますが、黒砂糖メインのかりんとうに比べて、「元祖ボール」は、白砂糖の素直な甘さがさわやかで、お茶にも、そして、日本酒にも焼酎にも合います。
これまで、食べたことのない味と歯ごたえの不思議なお菓子。
ものすごく気に入りましたので、リピートしましたし、これからも、ちょくちょく買うことと思います。TV見ながら、とか、おうち宴会の二次会に、とか、楽しい場面のお供にします。
でも、あの後、いくつかのスーパーでこれを探してみましたが、これを見かけたことはありません。
っていうことは、やっぱ、このスーパーのバイヤー、できる!(ついでに、あのでっかいオリーブオイル、もう一度入荷してもらえませんかぁ?)
自分にとっては当たり前だけど、他の人にとって珍しいものは、世の中、いっぱいあるんだと思いますが、それを発見するのって、とても難しいと思います。そういうのをたくさん見つけられたら、とても楽しい毎日になるんだろうな、って思います。