最上川の白鳥

元旦の朝は、なんと6:00前に起き出しました。
外は真っ暗です。着替えて、朝ご飯を食べて…などとしている時に、TVでは、初日の出の生中継が。太平洋側では、もう夜が明けたようです。
そして、うっすら夜が明けてきた7:00頃、最上川の白鳥が集まる最上川スワンパークに向かいます。

白鳥は、日が沈む頃に最上川に集まって休み、そして、夜明けとともに酒田市周辺の田んぼにごはんを食べに、一家総出で飛んで行ってしまいます。 (田んぼでごはんを食べている白鳥は、ドロだらけで、きれいな姿も台無しです。)
なので、急ぐ必要があるかも…と一生懸命歩きます。
いくと、昨日の夕方よりもたくさん!
8000羽はオーバーかと思いましたが、見た感じ2000羽はいそう。
白鳥だけではなく、キンクロハジロホシハジロ、ユリカモメ、ウミネコオナガガモもワラワラといて、水辺は大にぎわい。


それにしても寒い〜。
いつもの1.5倍の服を着込み(帽子・手袋・マフラーはもちろん)+携帯カイロ2個体制にも関わらず、寒さが、文字通り、しみてきます。
「こんなに寒いのに、なぜ、水鳥は水になど浸かってなどいられるのか?なぜなら、全身、羽毛に包まれているからである?」などと、自己完結型問答を行いますが、寒さは和らぎません。
あまりにも寒くて、川岸をジョギングしましたが、効果ゼロ。

人の心配をよそに、白鳥の親子が、普通に水面に浮かんでいます。
灰色の鳥は、まだお若い方。スクッと立った姿が「一家の期待の星」的雰囲気を醸してます。


美しい鳥と称されることの多い白鳥ですが、やはり鳥は鳥。まぬけで鳥くさい姿も見せてくれます。

このヒト、自分が白鳥だという自覚が全くありません。反省が必要です。

おしりもかわいい。

しかも、朝寝坊。
日の出から、1時間以上経ったというのに、まだ、寝ている白鳥もいます。 焦って、暗くて寒い中、起き出してくる必要など、なかったんじゃないかと思います。
羽にもぐりこませた頭が、「眠い〜」と言ってます。


でも、飛んでいる姿は、本当にきれい。
神々しい。

こんなプレゼントももらいました。
風に舞って、川岸に落ちた真っ白い羽。
本当に真っ白。根元がフワフワで、やわらかです。

いつもの年は、雪が積もっていたり、吹雪だったりするのですが、今年は曇天。
なので、2時間も白鳥と語らうことができて、ラッキーでした。
とても寒かったけれど、たくさんのかわいくてきれいな白鳥と、たくさんの種類の水鳥達と会えて、本当によかったです。
2007年、好スタートです。