網走・うまいもの名鑑

東京に戻ってきてから一昼夜。 北海道の爽やかな空気に身を浸す時間を少しでも長くするために、最終便で帰ってくるなどという努力をしましたが、しかし、ヤケ石に水とはこのこと。 ここはなんと暑いことよ。天気予報では31℃とか32℃とか言っていますが、そんなもんじゃないはずです、絶対。 体感温度的には、38℃くらいの感じ。気象庁の温度計は5℃くらいサバ読んでいるんじゃないかと思われます。
とにかく、北海道網走は、とてもとても涼しかったです。 涼しくなると食欲も増してきます。なので、ここで出会ったおいしいものを羅列。(順不同)

(エントリーNO.1)メンメの唐揚げ。
 メンメとは、キンキという魚のことで、高級魚なんだそうですが、これを丸ごと一匹、ゆっくりと時間をかけて油で揚げた料理です。 これをオーダーする時に、「お時間がかかりますがよろしいでしょうか?」などと聞かれましたが、本当にずいぶん(たぶん30分くらい)たってから出てきました。その様子、満を持してご登場遊ばされた黄門様の風格でした。





(エントリーNO.2)網走駅の「帆立弁当」
 事前に入手した道内誌に載っていたのに目をつけ、狙っていたお弁当。これすごい。ベビー帆立が18個も入っていて、まさにゴロゴロといった感じ。今回の旅のテーマの「ホタテ」のミッションをコンプリートに近づけてくれました。
甘く煮付けたホタテと、上に乗っかっている干シイタケ&錦糸卵と、ご飯のトリプルコンビネーションが絶妙。 ガッツリ行かせて頂きやした。





(エントリーNO.3)網走セントラルホテルの流氷カレー
  

白いけどカレーの風味と味がしますし、何やらホワイトソースにも似ています。 すごく珍しいけど、この料理の主役はホタテとホッキのバター炒めに他なりません。 そんじょそこいらのホタテとホッキではありません。ものすごく新鮮で、味が濃くてバカウマ。カニももちろんイケてます。
この度の旅の目的「ホタテとホッキの旅」のミッションをコンプリートしてくれました。


(エントリーNO.4)へんなトマト 
網走の繁華街のアーケードにあったスーパーで見つけたトマト。 zabbonは酸っぱいモノが苦手。だからこそ、酸っぱくないトマトを見つける嗅覚は鋭くとぎすまされています。 そして、これに出会った瞬間「絶対に買い!」とビビビときました。
ビンゴでした。
トマトの風味を保ちながらも甘くて、まるでフルーツトマトのよう。フルーツトマトは高いですが、これは両手いっぱいにあって200円くらい。 
何て言う名前か忘れちゃったのが残念。 



(エントリーNO.5)さくらんぼう「南陽

 これまたNO.4と同じ理屈で発掘したさくらんぼう。 
網走の「BASIC」という名前のオシャレスーパーの入り口入ったすぐのところに、きらびやかに並べられていました。 一目で、このさくらんぼうの素性を見抜いたzabbonの眼は慧眼と言わざるを得ないかも知れませぬ。
粒の大きさ、色合い、並べられ方(ゴッチャ入れではなく、整然と並べられていたのです)といい、全て、かの高級さくらんぼの佐藤錦と酷似しています。 でも、値段を見ると普通のさくらんぼと同じくらい。 最初は警戒心もあったのですが、「糖度14度以上」との表示を見て、うまいことを確信。 帰る直前に購入して、家に帰ってから食べましたが、予測通りのおいしさ。佐藤錦との一騎打ちも、あながち笑い話とは言えないレベルです。 これからは南陽の時代に違いありません。 網走の人は、いつでもこれを買えて羨ましいなぁ。


(エントリーNO.6&エントリーNO.7)アメリカンドッグ(砂糖まぶし)と羊羹がけのパン
  

アメリカンドッグ(砂糖まぶし)は、どちらかといえば根室名物。 けど、網走にもありました。 最近は、ホットドッグといえば砂糖まぶし以外、考えられなくなってきました。 ケチャップよりも砂糖の方がだんぜん、おいしい。
そして、かたや「羊羹がけのパン」。上に載っているのはチョコレートではなくて羊羹なのです。これもまた、去年、根室・サンマ探訪の旅の際に見つけたパンで、東京では見たことはありませんが、ハッキリ言ってチョコより羊羹の方が、だんぜんおいしい。和のスピリットが生きてます。

以上、網走・うまいもの名鑑(zabbon選)でした。