砂ねこさんに頂きました!

気配は漂わせていたと思いますが、「自販機と壁のすき間を抜けて」の砂ねこさんからすばらしい贈り物を頂きましたのでご紹介します。 砂ねこさんのブログには、石けんはもちろん、おいしそうなものや日々の出来事などなどを、アグレッシブでスリルに満ちた視点から綴られていて、ドキドキワクワクさがいっぱいです。
先日、zabbon作のバレンタイン石けん石けんが、ありがたくも望まれて、砂ねこさんのところにお嫁入りしましたが、そしたら、なんとお祝い返しを頂いちゃいました。 砂ねこさんスペシャルのホワイトデー石けん達です。 3月上旬、拙宅にお越しになりました。

外側の箱を開けると、シマシマのふろしきが顔を覗かせます。おお、これはなんとジャパネスクな!と新鮮な驚きと共に、包みをほどいたら…! あらまぁ!なんと眼に華やかで美しいご一行様!
しかも、ひとつひとつに石けんの写真が表紙になっている小さいカードがついているんです。 あるものは外側に、べつのものは半透明のパラフィン紙に透かして、さらにもうひとつは、外から見えないように大事に包まれて…。 いかにもバリエーション豊富です。
どれもこれもあまりにもきれいなので、これを開かないと石けん達にはお目にかかれないって、わかっているのに、2日間も開けることができず、ただただ、ぼ〜っと眺めているばかりでした。 で、ようやく決心して、石けん達にお目にかかります。

Heart to Heart  
この石けんを、砂ねこさんのブログで初めて見た時、なんてきれいな石けんなんだろう!ってびっくりしたものですが、実物はそれ以上です。 ココア生地の茶色に、クッキリ浮かぶ黄色と白のハートがとってもキュート! ハートもひゅるン!って踊っているみたい。
家族がいたく気に入り、早く使いたがっているのですが、そんな、もったいない!(笑) しばらく一緒に鑑賞してもらい、使い始めたら、少しは使わせてあげることにしました。
ところで、この石けん、ハートの生地作って、ココアの生地流し込んで(ここで第1層)薄緑の生地重ねて(ここで第2層)という風に手塩にかけて作られています。 いつぞや、2層の石けんでギブアップしたzabbonに、「石けん道」のなんたるかを示してくれました。

★White Calla
この石けんのラッピングは、上の写真の一番手前の赤いリボンのかかった白い包みです。
この赤いリボンを留めているのは、なんと砂ねこさんお手製のクリップなんです。 あさはかなzabbonは、こういうのは世の中で売られているものかと信じ込んでいましたので、お手製と知って、ものすごくビックリしました。 こういう素敵なものを自らの手から生み出せるのって、すごく幸せなことだと思います。
で、肝心の石けんですが、この石けんも、とてもとても手間ひまがかかっています。 三層の石けんを作ってカットし(これだけで三〜四手間)、その傍らでカラーの石けんを作り(ここで4手間)、最後に、両者をくっつける、という作業工程です。気が遠くなるような手間ひま! しかも美しい! こんなすてきなのを手にできるなんて、ありがたや〜☆です。


★Marble Cake
  
チョコのスポンジに挟まれたマーブルケーキの石けんです。マーブルの赤い色とチョコの茶色が、心温まる色彩バランスで、かわいくて、おいしそう!石けんだと知らなかったら、マジ、「三時のおやつに頂きましょう」などとお茶を入れてしまうところでした。
そして、何しろ、トップのハートの石けんとピロピロがかわいい! 砂ねこさんは、輸送中にこれらピロピロ達が全部落っこちてしまうのではないかと心配されていましたが、そんなこと、全くなく、眼に美しさと落下防止措置を兼ね備えたすばらしいラッピングが、ガッチリとホールドしてくれていました。(但し、zabbonの開封後は復元できず。やっぱ、開けなければよかった、と後悔…涙)

…と、ここまでが、ホワイトデー石けん達です。すばらしい三部作です!
このうちの「Marble Cake」を使いましたが、やわらかな泡立ちのふくふくした使い心地で、湯上がりのお肌はすべすべ。まるで美人の湯に浸かった後のようです。 香りもチョコレートの甘さをローズウッドの深い香りが底から支えている感じで、とっても幸せな気分になります。 美しさと使い心地のよさは、技術とテクニックがあってこそ生み出されるもの、ということを背中で語る石けん達です。

そして、さらにもう一つ…
★薄墨桜 
関東地方でも桜の開花が宣言されましたが、この季節を妖艶に彩る石けんがここにひとつ。
薄い墨流し模様に淡いピンク色の桜の花びらが浮かんだ幻想的な美しさです。ローズウッドとラベンダーの深くてスーッとする香りをくんくんしながら眺めていると、知らない間に日本昔話の世界に吸い込まれてしまっていそう。イメージとして近いのが「蟲師」の世界でしょうか。あの世界の蟲と人間が絡み合って存在しているのが好きなんですよね…。 どうか、あの世界に連れて行って下さい!などという気分にもなってきます。
ところで、季節ものの石けんって、遅くともひと月前に作らないと間に合わないのですが、ニッポンの象徴たる「桜」の季節を失念していたことを気づかせてもらいました。来年は、zabbonも桜に因んだ石けんを作ろうと決意しました。


★パウダーとシャンプー

おまけに、ラベンダーとレモングラス月桃のパウダーを頂きました。石けんの色つけに使うと自然派ナチュラルなものができそうです。 マーブルにしたり、そのまま全体に混ぜ込んでみたり、といろいろと試せそう。それに、石けん生地のアルカリに出会うと多少の変化もありそうなので、それも楽しめそう! わーい!
シャンプーは、ハッカ油で香り付けした茶油石けんを溶かしたものだそうです。アドバイス通り、思い切って一気に使っちゃおうかと思ったのですが半分でも十分でした。ハッカ油の香りがスーッとして、花粉症患者には涙が出るほどありがたい!


★紅茶とジャムと招き猫
 
そして、さらにさらにオマケです。紅茶とジャム。わーい! 紅茶は、カルダモンとシナモンとジンジャーが入っていて、スパイシーで体を温める効果もあります。 ミルクティーにしてみたら、とってもおいしかったです。
それから、この招き猫さん、人差し指の先くらいの大きさしかありません。 なのに、この表情の豊かさは何? この福々しさ、眺めているだけで元気が出てきます。 砂ねこさんご自身が、石けんを連れて来てくれたみたいです☆


砂ねこさん、このたびは、技とセンスと心映えのこもったすばらしい石けん達を頂き、ありがとうございました! 
こういうきれいな石けん達をお出迎えできたzabbonはとっても幸せ者です。 zabbonも、こういうのを作れるように、もっともっと頑張ろう!って思いました。
これからもどうぞ、よろしくお願い致します! また、ブログに遊びに行かせて頂きますね〜☆

★よくよく確認したら、おまけに頂いたパウダー類とシャンプーのところの記述が、なぜか表記されていませんでした。(理由はIT関係なので、よくわかりなせん)これも大事なので、追加アップしました。3/26追記