ドラゴンフルーツ

zabbon2008-08-28

冒頭の物体は何かというと、ドラゴンフルーツです。
ドラゴンフルーツは、学名を「Hylocereus undatus」、英名を「Dragon Fruit」という、サボテン科・ヒモサボテン属の植物の果実です。 派手なピンクの楕円形をしているうえに、ひれがヒラヒラとあって、怪獣みたいです。
サボテンの実だなんて、にわかに信じがたいような、納得できるような…。 いくら温暖化が進んでいるといっても、ここは温帯地域・日本。「これがサボテンの実でござい」と見せられても、受け入れがたい気持ちが山々です。 だから、これまで何度かお目にかかったことがあっても、なんとな〜く避けて通っていたかも。 案外こわがりでした。 
しかし、これも本日を以て返上します。なぜなら、とても美味しかったから。
食べる時には、縦長に半分に切って、スプーンですくって頂きます。
いざ切ってみたら、中は、なんとさわやかな白い佇まい。 ごま塩みたいな黒いブツブツ(種)が涼しげ。色は違うけど、キーウィフルーツにも似てるかも。 一歩引いて遠目で見ると、ショッキングピンクと白と黒の三色が、クラブで夜遊び的バブリー風情。 ゴージャスゴールドチェーンベルトを、じゃらじゃらと巻き付けてやりたいものです。 そうそう、中身が赤いのもあるんだそうですが、いずれにしても派手が信条のご様子。
食べてみると、歯触りは西瓜とメロンの間の距離の西瓜寄り、といったところでしょうか。甘くて汁気がたっぷりでおいしい〜。 スジなんかも全然なくて、まさにスプーンですくって頂くために生まれてきた果物です。 サボテンとは偉大で変な植物なり。 ごちそうさま〜。 この惑星には、まだまだ知らなかったり、知ってるけど、触れたことがない植物がいっぱいなんじゃないかと思います。
長生きして、たくさんの知らないヒト達にあいたいと思います。
だからといって、このドラゴンフルーツ、異国からきたものというわけではありません。沖縄からです。 スーパーの沖縄フェアで見つけました。 沖縄に行って、ドラゴンフルーツの畑をみてみたいものです。