焼きバナナ

夕ご飯の後、「大変!今日はデザートを買ってない!」と気がついて恐々となりました。普段だったら、プリンだとか、シュークリームだとか、ぼた餅だとか、水ようかんだとかを買ってあるのに、日曜日の今日に限って準備がありません。(うちは上戸の甘党なワケです)
でも、冷凍庫にアイスクリームがあります。それから、バナナも朝ご飯用に買ってあります。(今更ながら、朝バナナをやっているワケです)
ならば…と、ということで、焼きバナナに挑戦することになりました。

まずは、フライパンを火にかけて温め、バターを入れます。これがジュワジュワと溶け、細かい泡ぶくぶくになってきたら、縦半分に切ったバナナを投入。バナナは、同じ方向に並べると、きれいなだけでなく、省スペース&扱いやすくなることを発見。
たっぷりの泡ぶくぶくバターを身にまといながら、ジュージューといいにおいといい音をさせているのを、優しいまなざしで見守りつつ、頃合いを見計らって、フライ返しでひっくりかえすと。
おお!いい焼き色に焼き上がっています。このきつね色がなんともおいしそう! 期待感爆発です。
ここに、白ワイン(本当はブランデーかラム。不覚にも切らしてたもので)と、静岡で買ってきたミカンのハチミツを入れ、さらに、石けんと共通部品であるところのシナモンパウダーをぱらぱらと振りかけ、さらに、こころ煮ます。水気がなくなってきたところで、お皿に移して、その上にアイスクリームを乗せてできあがり!

なんとゴージャスなデザート。
こじゃれたフレンチレストランとかで、1800円程度で供されていそうな佇まいではありませんか。 
熱を通したバナナって、サツマイモの煮たのと、リンゴの煮たののあいのこみたいな食感と味と見た目です。すなわち、食感は芋類に近づき、味に酸味が加ったところがリンゴに近づき、両者を足して2で割った見た目の食べ物といったところでしょうか。 この熱々のバナナに、冷たくて甘いアイスクリームがぴったり。とてもうんまい!
本日の幸せは、バナナとバターとフライパンからやってきました。