がんばったシクラメン

zabbon2012-03-17

昨年の2月半ば頃のこと、「がんばれシクラメン」でも書きましたが、冒頭写真のように、べろんべろんの葉っぱをはやし、情けない姿だったシクラメンが、zabbon宅に1人おりました。
しかし、今はどうでしょう。とても立派なシクラメンに甦りました。

写真奥の白い植木鉢のヒトが、くだんのシクラメンです。1年の歳月の流れが、べろんべろんの葉っぱを取り除き、その代わりに新しい葉っぱを再生させ、そして、山盛りのつぼみを授けてくれたのです。
そして、今はこの通り、深紅の花束の如く、炎にも似た真っ赤なお花達をたくさん、誇らしげに咲かせています。日の光になんと生えること。隣のヒトと一緒に窓際を賑わせてくれています。
生きているっていうこと、それ自体が素晴らしいこととは思ってはいましたが、こうも確かにそれを実証してくれる存在があると、そこには髪の毛1本ほどの隙間すら、疑いを差し挟む余地などないことが実感できるのです。
zabbonも、2月に入ってからこっち、いろいろいろいろ楽しいことや大変なことなどなどがありましたが、幸い命には別状はないし、じっくり考えなくてはいけなくても、その時間はあるし、大げさだけど、とにかく生きていて、生きていけるわけなのです。
そうそう、2月にあったことの楽しかったことと言えば、一昨年から始めたフラの発表会の舞台に立ったこと。舞台と言えば、これまでは眺めるばかりの立場だったのに、逆の立場からの景色は異次元の世界。舞台から客席は真っ暗でほとんど何も見えないのに人の気配と視線はばっちり感じるものだし、それに眩しいライトに照らされると人事不省になるってことも知りました。だらしないことに、少し足が震えたっけ。隣で踊っていたクラスメイトは、振り付けを間違えたって言っていました。
芸能人の気持ちを味わい、非日常の世界に身を浸し、夢心地の気分を引きずって、翌日会社に行ったら、ああ、平凡な一日が始まるんだなぁ、と思いました。