きじばとのお嬢様の冬の来訪

この冬の雪の量はハンパないです。ふかふかと降り重なる上に、おかわりてんこ盛りで降り注ぐ雪のかけら達。本州に降る雪は水分量が多くて重たいから、落ちたその場にべったりとくっついて離れない、あたかも濡れ落ち葉のような厄介さがあるように思えます。明日にピークを迎えるそうですが、早く収束を迎えてもらいたいものです。
それでなくても、この1ヶ月の間にどんだけのコワイ話が流されたことでしょう。数えてみよう、ええっと…
まず、「今後4年間の間にM7クラスの直下型地震が起きる可能性が70%」という説。マジっすか?ヤバし。これは逃げるしかない、だったら、1000年に一度の大地震が起きた東北なら、あと1000年は大丈夫なはず…なワケはなくて「太平洋沖 M8級余震の可能性も。」というのが科学者の見解。ならば、南に下るのはいかがかと思いきや「東海地震の30年確率88%に上昇 南海は10年20%程度に」。しかも、「M9 南海トラフ巨大地震『東日本より甚大』震源域 2倍に拡大」とご丁寧な注意喚起アドバイス付き。さらには、先週土曜日に富士山の麓で震度5地震が起きて、噴火との関わりも取りざたされたけど、それに関しては「山梨東部地震 富士山と関連なし 気象庁『噴火の特徴見られず』」と気象庁さんが安心させてくれました。
でもって、地震から目をそらせば、欧州発世界大恐慌とかインフルエンザ大流行とか(この2つはレベルがちがうか?)、ニッポンの貿易収支の縮小と企業業績の悪化と失業率の増加と社会保障費のウンタラカンタラ…とか。
世の中こわいことだらけですが、2012年という年がそうさせているんだそうです。マヤ歴の地球最後の日が今年の12月の何日で、「神々の指紋」には、この日に地軸がぐるりとずれて大変動が起こるかも…と書いてあったのを思い出しました。
くわばらくわばら。子供の頃からノストラダムスの1999年7の月なるものに、恐れおののき、’99年度上期の活動計画を立てることすらできずにいたzabbonにとっては、このテの予言モノは、大いなるトラウマなのです。今年もお仕事は開店休業状態になるに違いありません。
でも、うちのベランダにやってくるきじばとのお嬢様は、ぜんぜんそんなことを気にしている様子はありません。目の前のごはんに集中、くちばしを運ぶ姿には、いささかの迷いもありません。その足下で群れ集うすずめ達も同じこと。今日この時この一瞬を生き抜くことにしか意識を置いていません。
お嬢様もすずめ達も、あたかも滝業に専心する修行僧の如し。その清き姿には、世の中の奇っ怪な雑音に、いちいち気をとられ周章狼狽しているzabbonの心も洗われ、ただひたすら眺め、かわいいなぁと思うばかりなのでした。