地球を外から見る

珍しく家に1人、テレビを見てたら「かぐや姫の物語」がこれから始まるといいます。しかも3時間。夜って案外忙しい。けど見たい。けど、3時間もテレビの前にいろというのはマジっすか…?。
というわけで、コマーシャルの合間に家事を片付けつつ、お風呂に携帯を持ち込みつつ、ストーリーを追い、最後はちゃんとテレビ画面で見ることができました。

最後、月からのお迎えの乗り物に乗った姫が肩越しに振り返ると、青く地球が輝いていて、そっか竹取物っていう古典は、SFだったんだなぁとあらためて気がつきました。
全部忘れ呆けてしまった頭で「いつかあそこに行くの、私。」などと、姫は思っていたのでは。それほどに地球は青くてきれい。行きたいと思う。
何度死んでもしつこく懲りずにこの世に再び生まれ出てくる輪廻転生サイクルにも似たかぐや姫の月へのご帰還。「私は生きるためにここに来たの。」
そりゃ、地球が…自分が住むところが、こんなにきれいな星ならば、後先考えずに生まれ出ずるのは自然の理かと思います。それで、「こんなハズじゃぁなかった」とか、「生きてて良かった」とか、その混乱を楽しむわけです。
あ、でも、竹取物語の作者って、そもそもこの世界が地球という惑星の上にあって、それがとてもとても美しいってこと知ってたのかしらん…なわけないよね。そして、姫が帰っていく月のその向こうにはジオン公国があるなどとは、お釈迦さまでもご存じあるまい。