KITTEのクリスマスツリー見学ツアー

なぜか11月も知らない間に終わりかけているという時期です。どうしてこんな風に時の駆け足が早いのか、誰ぞ、答えてくれないものかと常々思います。
そして、来月のクリスマスに向け、街のイルミネーションが美しい季節になって参りました。なので、行って参りました。手っ取り早く、あれこれ鑑賞できる丸の内へと。
まずは腹ごしらえに新丸ビル地下のパン屋さんの「ポワン・エ・リーニュ(POINT ET LIGNE)」にて。
店先はパンが並べられていますが、奥の方はレストランになっています。お食事にはもちろんここのパンが供せられます。一緒に行った友達がお土産にくれた手作りパンの方がおいしいと思いましたが、ここのパンもとてもおいしいですし、あと、コース料理も質と量、そして見た目の美しさ等々、コスパ含めて満足のいくものでした。
zabbon達はノンアルコールで慎ましやかに談笑致しましたことでありましたが、斜め向かい側の席にいらした老婦人お2人様組は、ワインのコースもついでにオーダーしたらしく、シャンパン→白ワイン→赤ワイン→コニャック(withチョコボンボン)を盛大にたしなみ楽しまれていた図が、羨ましくもあり、頼もしくもあり。ぜひとも、ああいう老婦人になりたい…。

…で、このお店、後に他の予約がつかえているようなことがないらしく、ゆっくりさせてもらっていい気になっていたら(そういう面でも、とてもいいお店です)、ハッと気づくといい時間。女子の集まりで、おしゃべり会以外のイベントを組み込むのは、やはり無謀というものではないかと思われます。
なので、取り急ぎ、一番狙いのKITTE吹き抜けのツリーのみ、見に行くことに致しました。そうしたら、こんな風な大きな白いツリーがどーん!と。
見上げる高さに聳えるその向こうから、雪がチラチラ降るが如く、何やらキラキラしたものが天井から垂れ下がっていて、美とロマンあふれる佇まいとなっています。一緒にぶら下がっているでっかい雪の結晶が現実離れしていますが、そう思える自分の感性はおかしいと思います。ここは夢の世界の再現。ファンタジーですもん。
さて、帰ろうと思い、きびすを返そうとしたら、何やら荘厳で美しいメロディーの音楽が鳴り響きはじめ、照明の色が変わり…
あらまあ、ツリーもエメラルドグリーンやラベンダー色、ピンク色にくるくると変わり始めました。

 
ちょうど30分に1度のショーにあたったよう。知らずに来たのに、なんてラッキー。

ぽーっと見とれていると、だんだんにキラキラ度が増してきたので、なんだろう…と思ったら、ツリーの根元の雪に埋まっているミラーボールが元気に活動を始めたところでした。
花咲か爺さんが「ここ掘れ、ワンワン」と言われるがままに掘ったら出てきたものは、こんな感じだったんじゃないかと思います。大判小判。
このボール玉から放たれる丸い光がツリーやら、吹き抜けの天井やら、そこいらにいる人間やらを照らして、とてもきれい。まるで光の吹雪。

上を見上げると、zabbonお気に入りの天井からぶらさがったでっかい雪の結晶も、走る光の玉々にまだらに照らされてとてもきれい。
よく見ると、巨大雪の結晶は5つも6つもあります。池の中から見たアメンボウの集団や、UFOの襲来などがこれに近い図なのではないかと思いますが、気に入ってます。
KITTEのツリーとショーは、とてもきれいで行ってよかったです。
きれいなものを見ると心が洗われますが、イルミネーションも心の洗濯です。
せっかくこの季節、あちらこちらで腕を競い合ってきれいなイルミを見せてくれているので、また行ってみようと思います。