キャンディポップ石けん(2)

とりあえず名前はそれらしく、かわいい。
けど、イメージと違う。今回、作ったのは白い生地なんだけど、その部分の色が薄い。というか、透明度が高すぎる。なので、ちりばめたお花なんかがきれいに浮き出ない。何色かが混じっているのがわかるだけ。
5/10に作った石けんよりひどい。腕が落ちてると思われてもしかたない。うーん。何がまずいんだろう。とりあえず、材料を列挙。

オリーブオイル  71%
ココナツオイル  20%
パームオイル    9%

材料の配合は、一番最初に作った芋ようかん石けんとほとんど一緒。
芋ようかん石けんは、透明感を伴わない、くっきり明るい黄色をしている。黄色は赤いパームオイルによるものだから関係ないけど、それにしても、芋ようかん石けんのような「くっきり感」がない。
なぜ?
これまで作った物からの分析では、オリーブオイルの含有量がそのカギを握っている、とにらんでいたけど、どうやら違うよう。パームオイルではないことは、オレンジバニラ石けんから推測できるので、残るココナツオイルに原因があるに違いない。
もしかしたら、あの上野のアメ横で買ってきた黄色いボトルのと、金田油店のでは、同じココナツオイルでも、醸す色合いが違うのかも。
そっか。今ある材料で、もう一度、芋ようかん石けんを作ってみれば、更に原因が特定できる。今後の課題の1つに入れておこう。
それにしても色つけは、カラントに頼らないといけないのかな。手軽に食紅の方が性に合っているんだけど。相変わらず、模様としてのグレープシードオイルの石けんは、家族に不評だし。

そういえば、今回の制作中、大事件が起きた。苛性ソーダ水を作っている時に入れ物のガラスのコップの底が抜けてしまったのだ。最初に使っていたガラスコップが丈夫だったんだけど、ついにヒビが入ってしまったので、見た目が似ているコップを使ったら、温度を下げるための氷を入れた容器につけたとたん、パキッと。容器の中だったから、被害拡大を食い止められたけど、ビックリした。苛性ソーダ水はどんなに温度が上がったとしても90℃程度なので、それで割れたわけではなく、氷水につけることによる急激な冷却がいけないんだと思う。
よく「注意しましょう」などと、作り方で書いてあるけど、実際、自分が体験すると、こういうことって本当にあるもんなんだ、と納得できる。