1+1=3以上!

zabbon2006-07-21

「1+1=2ではなく、3以上になりうる」っていうのを聞いたことがあります。
あるいは、「100−1=0」というのも耳にしたことがあります。本当は99なのに…。
こういうのが人の口に出るシーンとしては、キックオフや始業式なんかの節目セレモニーなどの時が最も多いと思われます。みんなの前に立ったエラい人が、「ここにいる全員の力を合わせて、よりよいものを作って…創っていきましょう!」などと、かけ声とハッパをかけたりする時です。
そして、それを聞くと、「なんだ、変則おやじギャグじゃん」などと思う反面、「うまいこと言ったもんだ」などと、相反する2つの感想を同時に抱かされ、何やら胸の奥がギクシャクするような心持ちにもさせられます。こういう時は、きっと操られ始めているのではないかと思います。しっかりしろ、zabbon !
それにしても、世界(あるいは宇宙)の共通言語とも言える厳正なる数式を、こんないい加減なたとえ話にしまってもいいものでしょうか。あるいは、21世紀の最新科学の世界では、すでに「1+1=2」ではなくなっているのでしょうか。しかし、これがもたらす納得性は、多くの共感を集めているようで、この数式が使われる頻度が減る気配は、一向にありません。

さて、言いたいことは、数式なんかの話じゃありません。「1+1=3以上になる」という話です。前述の上目線の世界なんかではなく、zabbon周りの身近アイテムの中での発見です。(…ここまでくるのにすんごい遠回りした感じ。たどり着けないかと思った。自業自得。)
何かというと、そう、これ。不二家の(高級な方の)ホームメードパイ(20枚200円)と、明治のスーパーカップアイス(100円)の足し算なのです。 先にのべた通り、数式ではあり得ない結果ですが、人の舌上では、こういう摩訶不思議なことが起こりうるということを発見したのです。
これら、日本全国、大抵の店で扱っている身近&日常的なお値段と味の、いわば似たもの同士の両者を、写真のように組み合わせてみると…
おぉっ!これはビックリ仰天!なんと高貴で風味豊かな味わいに変容するのであろうか!
パイは、アイスクリームと合わさることでセレブなサブレの味わいとなり、アイスクリームは、パイのバター風味と混ざることでハイクラスな濃厚さをまといます。キハチやミクニなどは目じゃありません。
互いが互いを引き立て合うのです。完全な相乗効果なのです。
これぞ「1+1=3以上」の具現化なのです。
「ホームスーパーカップパイ113」などと命名し、我が家の定番にすることにします。
ついで、サンドイッチにして、ラップに来るんで、冷凍庫でしばらく置いておいてから食べてもイケるのではないだろうか…と、思いは勝手にふくらみ、駆けめぐります。やってみよう。

なので、エラい人達も、あれこれ言わずに、たまには、この「ホームスーパーカップパイ113」を配るだけ、などというシャレた訓辞の垂れ方をするというのも有り、だと思います。