トライアル①のその後

zabbon2006-09-19

「紅茶で苛性ソーダ水を作ったらどんな色の石けんができるか」。
これを調べたるためのトライアル①です。
材料の油は、結果として出せる色を確認したかったので、白いのを使いました。こんな感じ。

ココナツオイル…100g
パームオイル…55g(手元が狂って、5gほどオーバーしましたが、そのまま続けちゃいました)

まず、紅茶で苛性ソーダ水を作りましたが、真っ黒に近い色になりました。(正確に言うと、茶色っぽい黒です)これじゃあ、アカンと、絶望感に襲われましたが、作業を続けたところ、油と一緒にすると様子が変わってきて、少し、濃いキャラメル色の石けん生地になりました。

そして、できあがったのは、この2つ。(大きさが違うのは、単に見通しの甘さ故です)
1つ目(写真左側)は、この前買ったローズヒップの顆粒を混ぜ込み、模様がどんなになるか試してみました。(あのローズヒップ、結局、石けんでも使っちゃいました)
こっちの方は、フレグランスの実験的試みもしようと思いつき、香水NINA RICCI ファルーシュ/たまたま手元にあったので。)を仕込みました。
でも、たったこれだけの量で、5回もシュッシュとやったので、そこら中、臭くなり、家族のひんしゅくを買ったため、型から出した今も追放処分を受けています。これが、熟成期間中にどのくらい消えるか、も注目ウォッチです。
肝心の色ですが、香水のアルコールのせいか、右に比べて色が濃くなっています。
ちょっと赤みの入った茶色ですが、写真だと見え方が変わってくるので、データを正確に残す意味で、きちんと「色リスト」というもので調べてみたら「退紅」という色が一番近いことがわかりました。

もう一つの方(写真右側)は、生地の色を確認したかったので、加工を何もしないでおきました。色リストを確認したところ「肌色」が一番近いようです。人には、ミルクティー色といった方がいいかな。きれいな色なので、実用段階で使えそうです。
フレグランスは、製菓用のバニラオイルを使いました。石けん生地の段階で、イメージで決めましたが、見た目と香りがピッタリです。

…でも、なぞが残ります。
同じ材料で同じように作ったのに、なんで、こんなに地の色が違うの?
左側の方が、明らかに茶色が濃いではありませんか。
直感は、香水に入っていた何らかの成分(特にアルコール)が怪しいと告げており、きっとこれは正しいであろう…うん。