トライアル③&④

zabbon2006-11-03

紫キャベツ石けんのマルセイユ4号と5号に没頭している間に、別の課題にも着手していました。
それが、トライアル③&④で、それぞれの目的は、こんな感じです。

 トライアル③ 「緑茶で、苛性ソーダを作るとどうなるか」
 トライアル④ 「ローズヒップティーで、苛性ソーダを作るとどうなるか」

材料は、他のトライアルと同じく、ココナツオイル100gとパームオイル50gです。 この2種類で作ると、白い素材なので、着色結果がどんなふうになるかよくわかります。

写真は、左から、「トライアル①の紅茶」、「トライアル③の日本茶」、「トライアル④のローズヒップティー」です。
トライアル②は、巨峰の皮で色づけをしましたが、特に目立った成果がなかったので、今回は割愛。(これが、あの紫キャベツにつながっていったのですが…)
そして、上下にあるのは、上がバニラエッセンス、下が香水で、香り付けしたものです。

まず、トライアル③の日本茶の方について。(真ん中の縦2つ)
日本茶は、会社のお茶台に、2005年5月が消費期限のものを見つけたので、堂々持ち帰り、この実験に参加してもらいました。(でも、会社の人には、zabbonさんは、あのお茶を家で飲んでいるにちがいない、と思っているかもしれません。)
苛性ソーダを作るために作ったお茶は、かなり濃いめにしました。見た目は濃い緑色。味見してみると(←命がけ?!)、かなり渋いです。
作り方は、苛性ソーダ水を作る水を、このお茶にしただけで、他はいつも通り。
そして、できあがった色が、あれ不思議。ミルクチョコレート色です。
写真ではわかりにくいですが、上のバニラエッセンスの方は、渦巻き型に模様が残っていて、これは、撹拌の痕跡のようです。一方、下のシャネル5番、すなわちアルコールが入っている方の表面の色は均一です。
そういえば、taoさんの本に、 「アルコールは、石けん同士をくっつけたり、石けん生地を滑らかにする働きがあります。」とありますが、この現象もアルコールの作用の1つと思われます。

それから、トライアル④のローズヒップティーについて。(右の1つ)
ローズヒップティーは、普通の入れ方をしています。濃く入れなかった理由は特になく、単に、もったいなかったからです。
香り付けは、トライアル③で、アルコールの作用がわかったので、バニラオイルのは作るのをやめました。今回、使った香水は、はシャネル19番。シャネルばかりですが、かといって、他にシャネル製品を持っていないところが、悲しいところです。
そして、できあがりは、ほのかにピンクがかった茶色になりました。さすが、ローズの名称を冠しているだけのことはあります。思った以上にきれいです。

お茶と一言で言っても、実際に石けんを作ってみると、それぞれ個性的なできあがりになるんだなぁ、と思いました。
みんな、それぞれ、今後に使えそう!(ワクワク)