マリア・ノヴェッラの石けん

年末年始に、友人知人達に石けんを贈呈したところ、2名の方から聞いたのが、マリア・ノヴェッラの石けん。
Wikipediaによると
起源は13世紀まで遡り、1221年フィレンツェに移住してきたドミニコ会修道院サンタ・マリア・フラ・レ・ヴィニェ(Santa Maria Fra Le Vigne ブドウ畑の中のサンタ・マリアの意)の修道僧たちが薬草を栽培して薬剤を調合していたのが始まり。この修道院は後のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会へと発展する。
1612年には薬局として認可され、一般営業を開始。ヨーロッパ諸侯が顧客リストに名を連ねた。トスカーナ大公メディチ家)からは王家御用達製錬所の称号を受ける。

今日に至っても800年以上の歴史を持つ伝統を守り、オーデコロンや石鹸、ボディーケア製品を昔からのレシピに基づいて作り続けており、高品質な商品は世界中の人に愛されている
という、由緒ある修道院兼薬局です。
修道院サイドビジネスたるものは、バターやクッキーなんかと思っていたので、これは新たなる発見。
今や、世界中から、お客様が買いに来てくれる一大ブランドに成長したんだもの。すごい。
新婚旅行でフィレンツェに行った、という友人は、歴史ある建物で、厳かな雰囲気で、いい匂いがしたんだそうです。例のマルセイユ9号のマーブルになりそこなった石けんの香りで思い出した、と言っていました。あの石けんと、マリア・ノヴェッラの石けんを結びつけてくれるとは、なんともったいのう! (ということは、おそらくマリア・ノヴェッラでは、ラベンダー精油を使っていると推測できます)
もう1人の友人は、「フィレンツェの薬局であり、教会であるところで買った石けん」の話をしてたので、「それって、マリア・ノヴェッラ教会のことじゃない?」って聞いたら、「あたり」って。
2人から聞いて、興味を覚えたのでネットで調べました。
そしたら、HPがありました。日本では、サンタ・マリア・ノヴェッラ イン トーキョーといって、青山ベルコモンズの隣のビルの1Fにショップがあるみたい。
おおっ!これは!あるではないか!
と思って、早速、詳細を確認したら、商品よりも何よりも、値段に愕然。
いやいやいやいや…。0が1つ多いざんす。(首を振る仕草)
0を1つ減らして、2で割りたい金額ざんす。
全部の石けんの平均単価で、ざぼん石けんが、たぶん2〜3本(18〜21個)できちゃうよ。
でも、ソーパーのぺーぺーとしては、一度は使ってみたい石けんでもあるのです。「マリア・ノヴェッラの石けんみたいのを目指しているのよ。もちろん、かなうわけないけどね、ほほ…。」などと、うそぶいてみたいものです。
どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう
 …ということで、何も決断できないまま、たぶん、時は過ぎゆくのだろうと思うのであります。