石のつぶやき

世の中には、パワーストーンとコミュニケーションをとれる人がいるそうです。それだけでなく、様々な御利益を頂いたという例もあるんだそうです。
zabbonも、パワーストーンのパワーを感じた、と書きましたが、世の中のそういった立派な話とは違っていて、単に石が発している何やらを感じ取った、というだけのことです。言ってみれば、「石が何やらブツブツつぶやいている」ことがわかった、というだけの話です。
だから、石が何を言っているかわからないし、ましてや、メッセージを受け取るなんてこともありません。
それ故、 「だから、何だ」な話のわけです。
そうはいっても、石っころが何かしゃべっている、と分かったことは、凡人たるzabbonにとっては、天地がひっくりかえるような出来事だったので、自己評価はそれなりに高い発見なのです。

で、パワーの感じ取り方なのですが、手のひらを使います。
手に握ってピリピリする感じをつかむやりかたをする人もいるようですが、zabbonは、石に触れずにパワーを感じる方がわかりやすいです。
左右のどちらかの手のひらに、石を近づけたり遠ざけたり、指先と手首の間を行ったり来たりさせたりすると、何かしら、感じる違和感のようなものがあると思いますが。それが(たぶん)パワーで(だと思いま)す。
ただし、人間の指先や手のひらからも似たようなものが出ているので、10センチくらいの長さに切ったセロテープの片方に石をはりつけて、石だけを手のひらに近づけるようにすれば、より違いを区別しやすくなると思います。
で、このやり方で、パワーを感じ取れない場合は、手のひらの感知能力を呼び起こすために、手のひらや指から出ているパワーを感じる練習をすると、いいんじゃないかと思います。 両方の手のひらを近づけると、温度とは別の圧迫感を感じたり、指先を手のひらに近づけると、手のひらに何かが触れている感覚を感じると思います。
こういう気功っぽいトレーニングって、数年前にNHKの(確か)「ためしてガッテン」で、似たようなのをやっていた記憶があるので、全面的にウサン臭いものじゃないんとは思います。 (しかし、書いている自分が一番、ウサン臭さを感じてます。マジ真剣なんですが、確実な裏付けのないノウハウを書き記すのって、どうにもこうにも怪しげなのであります)


ここまで書いてきて、ふと思ったのですが、これって、自分の「気」を触媒として、感知しているのかも。
物を見るのには「目」を、音を聞くのには「耳」を。
それと同じ風に、相手の「気」を感じるのに「自分の気」を。
うーん。
で、さらに、何かで読んで「なるほど〜」と、思ったことも思い出しました。
「植物は五感がなくても、自分を取り巻く環境を驚くほど確実につかみ、適応して生き延びてきた。このことから、植物は、五感はなくとも周囲を包括的に知るための感知能力があることが伺える。一方、植物を始祖とする動物類は、よりアグレッシブに生き抜くために、植物時代の包括的な感知能力を五感に分化させ、進化させた。」
ということです。
そっかぁ〜。五感のご先祖は、植物の持つ包括的感知能力なんだぁ。
ということは、五感以外の感知能力が、人間に備わっていたとしても、全く不自然でも不思議でも何でもないんだぁ。 ちなみに知人に、石のつぶやきのことを教えてあげたら、握ったらピリピリする感じがあった、と言ってましたし、次にはできなくなっていた、ということはありません。なので、自転車に乗れるようになるのと同じように、最初のひと漕ぎまでが覚束ない、という類のスキルなのかもしれません。

いずれにしても、石のつぶやきを感知するメカニズムは全く以てわかりませんが、まぁ、もともと「だから、なんだ」なものだから、目くじら立るよりも、「そういうもんだ」と思っちゃってもバチは当たらないと思います。