ウルトラマリン色実験結果編(ざぼん9号)

zabbon2007-04-21

さて、この前のウルトラマリン色実験の結果です。
ヨーグルトのカップから、予定していた容器に移してから数日が経ち、こんな感じになりました。
(←「右」となってましたが間違い。4/22修正)から、
?1g(1%)  ?0.75g(0.75%)  ?0.5g(0.5%) ?0.25g(0.25%) ?0.1g (0.1%)
です。

でも、デジタルカメラで撮影すると、どうしてもオリジナルな色を、写し撮ることができません。
photoshopで、明度・彩度・色相等々、かなり努力をしたのですが、至らず、「もはやこれまで」のデスラー総統状態。
?の色も、写真のような青でもなく、かといって、紺でも、くすんだ色でもなく、ロイヤルブルーを何度も漉して透明度を高めて、発色をよくした魅力的な色なんです。 ウルトラマリンが作る色は、写真の色よりももっと深くて濃くて、本当にきれいな色なんです。 
ためしに、原料のラピスラズリと並べてみました。

少しは、実際の色がイメージできるかな、と思いますが、でも、もっともっとラピスラズリの青を引き継ぎながらも洗練された感じの色にできあがっています。 カメラのファインダーを覗くと、あるいは、パソコンのモニターを通すと、実際の色にくらべて、いかにも平凡な色に表現されてしまうのが、何とも残念。
こんなんじゃ、ざぼん(このブログのこと)はもとより、zabbon自身の色見本になりません。
この5つの石けん、これから先ずっと、手元に置いておかなくちゃダメかなぁ…。


あと、鹸化する前にと、実際に石けんになった色って、やっぱり違うってことに、あらためて気づかされます。
鉱物が原料の場合は、色の変化がないものと思っていましたが、そうでもなさそう。 
全体的に濃くなっているのと、?(1%濃度)と?(0.5%濃度)では、あまり差がなくなっている、つまり、0.25%程度の濃度の差はたいしたことがないようなので、ウルトラマリンを使って色の濃淡を出したい場合は、倍以上の濃度差をつけて使うといいんではないかと思います。
個人的には、?と?が好きな色です。 (っていうか、あとは、あまりにも微妙な差なので、どうでもいいってとこかも)
そうそう、一応、香りも、ティツリーとユーカリとペパーミントを同率で混ぜています。実は、?と?は、すっかり忘れてて無香料。でも、他のと一緒にしておいたら、表面には香りがついたみたいです。だからといって、いいわけにもならないので、香料を入れ忘れるクセは、なんとしても正す必要があると肝に銘じてます。