便利なパイナップル

zabbon2007-04-22

いつもの日曜日の買い物。
選挙をすませてからスーパーに行ったら、パイナップルがありました。
パイナップルって、食べると、なんておいしいんだろう、なんて思うのですが、その大きさや重さ、カッティングの面倒くささや、その後のゴミ(葉っぱや皮)の多さを思うと、どうしても購入をためらってしまいます。
かといって、食べやすいようにカットしてあるのは、プラスティックの器がゴミになるので、これもまた、ためらわれます。 こと最近は、異常気象が続くので、否応なく環境問題やエコ、などというところに関心が向いているのですが、そのせいで、このプラスティック容器とやらには、罪悪感もまとわりつくのです。
が、今日、目に飛び込んできたのは、このタイプ。
全ての問題・課題をクリアした姿です。 ゴミが出ないところまで処理してくれているし、包装用の資源も最小限。人類の英知をここに見た気がしました。 (葉っぱや皮の部分が、ゴミとして発生しているのは一緒ないんじゃないの?という、素朴な疑問もありますが、スーパーなので、堆肥か何かにしてくれている可能性も高いのではないかと、勝手に希望的観測。)
…ということで、買い物かごへー。
ところで、パイナップルって、「形が松ぼっくりで、味がりんご」っていうところから、この名前がつけられたと聞いたことがあります。 
しかし、
「パイナップルと松ぼっくりは、大きさが全然違うじゃん。どうして、ここが繋がるんだろう。ムリがない?」などと、ホンネのところは、ずっとそう思っていました。
でも、その疑問、2月にブリスベンに行った時に解消されました。
そうなんです。 パイナップルと同じ大きさの松ぼっくり、というものをこの目で見て、そして、触って、持ったんです。
ほうら。

この大きさ。けっこう重たいです。
地球上には、こんなに大きな松ぼっくりがあるんだなぁ。こんなのが頭に直撃したら、目から星が飛び散るどころの話ではないぞ〜、と、珍しさ&恐ろしさで、しみじみじっくり眺めます。
でも、これだったら、松ぼっくりとパイナップルのイメージが繋がっても、おかしくありません。 名付け親の感性は正しいと言えます。
やはり、この目で見てみるのと、そうでないのとでは、納得の度合いが違うというものです。

そして、肝心のエコ仕様のパイナップル。
カッティングをして日曜日のデザートに。甘くて酸っぱくて、味が濃くて、ジューシーで、とてもおいしい! 

パイナップルといえば、もう一つ。
その昔、パイナップルはモモやりんごのように木になるか、あるいは、実の部分が大根のように地面に埋まって熟すもんだ、と漠然と思っていました。 だから、パイナップルがなっている様を、生まれて初めて見た時のショックと驚きといったら…! 高校の卒業旅行の植物園での出来事でした。