植物観察に出かける

zabbon2007-05-04

日本列島、ほぼ全国的に快晴。
五月晴れ、という言葉はありますが、他の月の名前を冠した「晴れ」の名前はありません。それだけ、五月の快晴は、快適で心軽くさせるお天気なんだと思います。
自宅周りのクスノキの葉っぱの先っちょにもつぼみがついて、後は咲くのを待つだけ。
いいことです。
なので、今日は、植物観察にお出かけ。(その昔、ヘムレンさんはつまらない仕事をしているもんだと思ってましたが、今となっては憧れという他ありません。)

いろいろな植物と出会いました。お花も、いろいろな色と形のお花に出会いました。たくさんの写真も撮りました。
が、今はやはり、目下の関心事であるエッセンシャルオイルの元の植物に注目。 植物の命を頂いているエッセンシャルオイルを使うからには、その元が、どんな色・形をしていたか、知る必要と責任があります。
ということで…

まずは、ポピュラーなローズマリー。肉料理の香辛料にも使われるハーブです。

おお、これがそうか。
そんな予感はしていたのですが、やはり、「これがそう」と明示されるのとそうでないのとでは、大違い。ローズの名前にごまかされてかけていましたが、やはり「草」系なのでありました。 しかし、何故、「ローズ」なんだろう。ちっともバラじゃぁないではないか。 きっと、[ローズ・マリー」ではなく、「ローズマ・リー」とかいうものなのかもしれません。


次に、クラリセージ。
クラリセージこそ、実態を知らないまま、香りから入っていった植物。
ボトルから香りを嗅いで、勝手に「針葉樹の一種で北の方に生えている」とイメージしていたら…

針葉樹どころか、ふさふさと葉を茂らしたキャベツ様の葉。そのままムシャムシャ食べてもおいしそうな植物です。
香りもいいのだから、どうしてこれを食用に改良しなかったのか、先人達にあらためてインタビューしたいものです。 あるいは、タバコに仕立てることを思いついてもよさそうなのに…。
しかも、北国どころか、南欧中央アジア原産のハーブ、なんだそうです。
いずれにしても、イメージしていた針葉樹とは似てもにつかない姿に、目を見張り、1人立ちつくし驚き入った次第でございます。


最後に、ジャスミン
ジャスミンといえば、バスクリン。 でも、エッセンシャルオイルになってしまうと、バスクリンとは境界を異にする高価なものに変身。気軽に購入できないのであります。
それからジャスミン茶でも香りを知っています。バスクリンと似ているため、ジャスミン茶が好きではない、という方(←母)も存じております。 余談ですが、高いジャスミン茶は、お花が入っていない、という説も聞き及んだことがあります。
で、ジャスミン

満開のジャスミン
2メートルくらいの高さのジャスミンの茂みですが、いい香り!
バスクリンとももちろん違う香りですし、エッセンシャルオイルジャスミン茶ともちょっと違う。
生きている植物のやわらかさやきっぱりしたところが前面に出ている生き生きした香りです。(香りの表現って難しい。語彙をふやさねば。ワインソムリエに学ぼう)


以上、本日の植物園観察レポートでございました。
辺り一面、お花と葉っぱの香りに包まれての植物観察は、極楽そのもの。 空いっぱいの日の光を浴びた植物たちも楽しげで幸せそう。 幸せって、こういうことなんだなぁ、とつくづく。
 *ちなみに冒頭の写真は、ストエカスラベンダーだそうです。ラベンダーもいろいろあるものです。