バラの香油作り

zabbon2007-05-08

インフューズドオイルを日本語で言うと「香油」といったところでしょうか。 こと、バラに関しては、インフューズド…某、と呼ぶよりも、この方が優雅で華やかで、かつ、年月の重みを湛えている様子を表現できる気がします。
でも、この香油を作ったのは、4月1日のこと。なので、まだ1ヶ月と8日ほどしか経っておらず、前述の歴史的重厚感云々とは、かなりかけ離れた現実がここにあります。
最初、400gのピュアオリーブオイルに25gの「乾燥させたにも関わらず香りが残っているバラの花びら」を入れましたが、どうもできあがりの油の量が少なくなりそうでよろしくない、と思い、もう100gの油を加えたところ、それまで仄かに香っていたバラの香りがなくなってしまいました。
その後、1週間ほどは、「ま、いっか」と、自分をだまし、見て見ぬふりをしてましたが、ついにガマンできず、5gのドライローズを加え、現在に至っています。
朝晩、カシャカシャ振り回し、これでどんな石けんを作るか、夢見るのがここ最近のささやかな楽しみ。
香りを薄めないようにキャスティール石けんにするか、あるいは、分量を増やすためにマルセイユ等々にするか、night & day の悩み中。
聞くところによると、皇帝ネロは、その悪評とはウラハラに、お風呂(←このあたり、どうしてもプールのようなお風呂に浸かるデスラー総統を想起してしまうのだが…)と、バラの香りが大好きだったそうですが、当時は、ブルガリアを掌中に収めておらず、バラの精油を入手できなかったため、しかたなく、バラの香油を愛でていたんだそうです。(ホントか?)