ねむのぼんぼり

zabbon2007-06-10

今年もまた、ベランダのねむの木が花を咲かせました。
先週末あたりから、「どんどん」というよりも、一斉に花が咲き始めました。
その咲き方たるや、まるで、バーゲン初日のデパートやファッションビルのゲートが開いた時のよう。そう、あれです。たくさんのお客さんがものすごい勢いでダーッと走り込んでくる、あのフェスティバルな光景。 そんな様相を呈しつつ、今、拙宅のベランダでは、ピンク色のポンポンみたいな花が、いっぺんに咲き競っています。
 いやいや、夏はこれから始まるんだよ。
 しかも、秋まで3ヶ月もあるんだよ。
 そんなにあわてて咲かなくても大丈夫だよ

って言って聞かせているんですけど、聞く耳、持ちません。
しかも、昨年の一大事があったことも忘れてはいけません。 咲き終わったねむの花にアブラムシがたくさんやってきて、ついでに樹液もつまみ食いしていくわけだから、あっという間に樹木自体が衰弱してしまうのです。
だから、zabbonは、夏中、ねむの花の見張り番です。 咲き終わって、枝や葉っぱに絡まっている花の残骸をつまみ取って、植木鉢の土の上に戻してやるのが仕事です。 こうすると、半年後くらいには、土に戻ります。 まぁ、いわば、ねむの木社会の循環型リサイクルを助けてやっているわけです。 (単に、ゴミを捨てたり、土を補充したり、が面倒なだけなんですが…。
気まぐれに、夜、写真を撮ってみたら、闇を背景にピンク色のフワフワの花々が浮かび上がって、とてもきれい。 
まるでお祭り。ねむのぼんぼり。
お花にとっては、花を咲かせていること自体がお祭りなので、あながち、この見通し、間違っていなさそう。
この夏もねむと一緒に、楽しくすごせると思うと、温かい感じがします。