ざぼん11号 一部成功

zabbon2007-06-07

この前作ったざぼん10号(レモンモザイク石けん)は、実は、双子の石けんです。
zabbonお得意の量産型手作り石けんです。 この作り方は、ものすごーく石けん作りへのモチベーションが高く、しかも、試してみたいことが同時に2つ以上ある時に、その願いを叶えてくれます。
そして、この願いを叶えてくれたもう一つの立役者が、2キロ計れる計りです。 1600g、すなわち「2個分の石けん生地+器の重さ」を正確に量り、かつ、正確に2分してくれます。 これを使う前は、双子石けんといえども、どちらかが大きく、どちらかが小さいというアンバランスなものができていたので、2キロ計りを買ってよかったなぁと思ってます。


さて、双子の石けんのかたわれのざぼん11号とは…。
冒頭写真のきれいな石けんです。 丸くて緑と黄色のツートンカラー。 こんなきれいなのを作れたなんて、zabbonも捨てたものではありません。
しかし。 ええ、やはり、zabbonの人生には「しかし」がつきまとうのです。 (T_T)  まさに、この2個だけ、これしか、作ることができなかったのです。
この石けん、taoさんの「デザイン石けん」のp70に載っていたのにトライしたものです。 taoさんのは黒と白の「隠陽石けん」ですが、zabbonは緑と黄色の何でしょう?(名前考え中)
型は、丸い筒(サルサソース付きのポテチの容器)を使い、本にあった通りのこういうしかけを仕込みました。

真ん中のギザギザ間仕切りは、使い古しの透明クリアホルダ(元会社の備品)をきれいにあらったもの。 ついに寿命が来たので、最後のひと仕事をするチャンスを与えてあげました。 クリアホルダも喜んだことと思います。 
この間仕切りを挟んで、違う色の石けん生地を流し込んだのが、この図です。
色は、黄色いところは、zabbon10号と共通部分です。 そして、緑のところが、お得意のウルトラマリンを混ぜ込んで作った色です。 この混ぜ込みのところで、例の最新兵器が、たいそう(ホントに)役立ちました。
香りは、ユーカリとミントをたくさん。


…ここまでは、順調だったのになぁ。
taoさんの本に「仕込み後、約1〜3時間後にしきりを外しましょう」と書いてあったので、その通りにしたところ、クリアホルダの間仕切りに、石けん生地がベタベタとくっついて出てきてしまい、グダグダになってしまいました。 たぶん、生地が堅かったんだと思います。そりゃ、その前に、ざぼん10号を作っていたら、堅くなっても不思議はありません。
で、間仕切りですが、そんなざまでも、とりあえず全部引き抜き、鹸化を続け、翌日、型出し&カッティングしたところ、やっぱ、中はボロボロ状態。 底の方の2個分が、かろうじて理想の形をとどめていた、というわけです。 
だから、この2個は、とてもとても貴重な石けんなのです。

で、残りのダメージド・石けんですが、とりあえず、丸めました。
小さいコロコロが最初に丸めたもの。 これを使って「キャンディ・ポップ・石けん」を作ろうという思いつきが浮かんだからです。 そして、大きいコロコロが、小さいのを作るのに疲れたから、「ええいっ」と逆ギレ、一気にまとめてしまったもの。
丸く作るのって、案外、疲れて、案外、難しい。
でも、こうして全部集めてみると、なんとなくかわいい。

で、現在、zabbon宅には、小さいコロコロで作ったキャンディ・ポップ・石けんが、型出しを待つばかり、となっています。楽しみです。