バラの香油石けん

zabbon2007-09-05

もうせん、バラの香油を仕込んだこと は書きましたが、その後について触れることを忘れていました。
この石けんが、夏前に作った石けんで、まだざぼんに載せていない最後の石けんです。これをしなければ、次に進めません。 バラの香油を作りながら、キャスティールにするかマルセイユにするか、迷っていましたが、結局、このバラの香油だけで作った石けんがどんなもんだか知る必要があると思ったので、キャスティール石けんを作ることにしました。
仕込んだ油の量は600g。(ざぼんに書いてある500gは不正確な情報です)。そして、採取できた油は520gありました。 ローズペタルはカサカサに乾いているから、油の吸い込みも多いのではないかと思いますが、1割の減少はガッカリです。 何やら、お給料明細書を手にした時と同じ心持ちがしました。(具体的に言えば… やいっ!税金取りすぎでねぇか?こんな小娘(?)から搾り取るこたぁねぇだろうがっ!という気分です)
しかし、気を取り直し、キャスティール石けんを作ります。これは簡単。使う油の種類はこれだけ。香りは付けず、型もごく平凡に牛乳パックで作った型に流し込むだけ。 石けん生地は、きれいでやさしい卵色です。やっぱ、石けん作りの原点はここだと思います。うんと遠くに行っても戻ってくるのはここ。まるで故郷のような石けん。 しかも、時々それらしき香りがフワリと立ち昇ってきます。(が、とても微妙)
そして、できあがった石けんはまさしくキャスティール石けん。型からもカパっとはずれ、生成の白色、帆布の白です。 でも、あんまりバラの香りがしません。石けんに鼻をくっつけてくんくん嗅いでもよくわかりません。花粉症以外の時は、この鼻、案外、性能いいのに。
しかしながら使ってみなければわからないし、キャスティールは3ヶ月寝かすと断然よくなるので、10月以降の解禁時が勝負です。待ち遠しいような、武者震いがするような。