豊作のお祝いの舞を舞う鳳凰を目撃

zabbon2007-09-23

何とも嬉しいことに三連休なので、昨日から今日まで1泊2日で浅間温泉に行ってきました。松本からバスで20分ほどで行くことが出来る、便利で簡単アクセスが嬉しい温泉です。
松本は、よくよく思い起こせば昨年11月にも、林檎とお蕎麦を訪ねる旅をしましたが、9月末の今は、まだ、りんごは赤くなっていないし、お蕎麦はお花を咲かせたばかりだったので新蕎麦には早いし、なので、「小さい秋見つけた」旅行となりました。
最初に見つけたのは、黄金色にフサフサと実った稲穂。風が吹くとサラサラカラカラと硬質感のある音が響き、秋の実りを奏でています。 そういえば、地球上、古今東西どこでも黄金は価値が高く、金貨や小判になったり、装飾品として使われたりしてますが、黄金にそこまでの価値を人類が見いだしたのも、たぶん、黄金が稲穂や麦の実りの時と同じ色だったからなんだと思います。
今朝の「ところさんの目がテン」で、「一粒のお米は500粒に増えます。また、茶碗一杯のご飯は全部で2500粒だから、もともとは5粒のお米だったのです。」と言ってましたが、半年間で、500倍にも増やした自然と人間の共同作業には、ありがたいやらもったいないやら。 そろそろ新米の季節。 楽しみです。
そして夕方、ふと西の空を見てみたら、なんとまぁ、きれいな夕焼け。 
一昨日の土曜日は、今年最後の夏の日だったそうですが、夕焼けはすでに秋のものになっています。 夏のようにモクモクした雲ではなく、穏やかに繊細です。そして、1日の最後の矢の様な光線が雲を貫くと金色とあかね色に輝いて、本当にきれい!
夕焼けって、これまでの、決して短くもない人生の中で、何度見てきたことか数え切れないくらいですけど、見るたびに感動します。どうしてなんだろうって、時折不思議になりますが、考えてもわかりません。 でも、これって冷静に考えると、ものすごいことなのかもしれません。

そして、この夕焼けの中にいました。1羽の鳳凰が。 
細くて美しい首を優雅にのばし、大きな羽を広げて夕焼けの方に羽ばたいています。胸躍る神々しい光景でした。寿命が延びたのは確実です。(わかりやすいように、ちょっとばかりphotoshopで加工しましたが、見た感じは本当にこんなんでした。)
この鳳凰、もしかしたら地上の豊作のお祝いの舞を舞っていたのかも。 人間は地球に厄介をかけるばかりなのに、自然の神様や精霊はいつも変わることなく、人間を助け、寿いでるんだなぁ…と思うと、この懐の深さ、なんともありがたい限りです。