本日の学び

今日、職場のおじさんと話していたら、話が流れ流れたその果てで、「ボクはね、気がついたことを書きためて、企画や研修に利用しているんだ」と話し出しました。 なので、「どうやって?」って聞いたら、おもむろに一冊のノート(B6版)を取り出し、パラパラとめくります。 斜め前から覗きこむ格好となりましたが、たくさんのメモが綴られているのがよくわかりました。
「これはもう7冊目なんだよ。毎日のありとあらゆる『これは!』と思ったことをメモしてるの。例えば、最初の頃の話なんだけど、『どうしてボクの話は人に伝わらないんだろう?』って考えてわかったことが、こういうこと。 つまり、人と人がコミュニケーションをとる時には、考えていることを言葉に変換して伝えるけど、同じ言葉でも、人によって、その概念とか連想することが違うでしょ。 「思考→言葉への変換」と「言葉の定義の差」がコミュニケーションギャップを生むわけ。 ボクには、考えていることを言葉にする能力が足らなかったんだ。 それに気がついた時は、ハッとしたし、それから、意識して言葉を選ぶようになったなぁ。」
等々、お話は続きますが、彼はこんな風に、初めて学んだこととか、知っていることを別の角度からの見方を知ったり、などという出来事があったら、メモを取ることを続けているんだそうです。 それを聞いていた隣のお兄さんも「ボクもやろう〜。だって、思いついたことってすぐに忘れちゃうんだもん」などと素直に言うので、zabbonも思わず「私も〜」と言いました。
そういえば、最近読んだ勝間和代さんの本にも、「メモ、ICレコーダー、デジカメの三種の神器を持ち歩きましょう」って書いてありました。 あれだけ賢い人でも、そういうツールの助けを借りているわけですから、zabbonなど、ビデオカメラくらい持ち歩かないといけないのかもしれません。
そして、本日のzabbonの学びですが、数年ぶりに会う職場のおじさん(前述とは別人)が、職場にやってきて、目が合ったのでご挨拶に行ったのですが、「zabbonさん、全然変わらないね。相変わらず若いね」とほめられました。「いえいえ、そんな、とんでもない」とケンソンしましたが、この思いがけないお褒めの言葉の秘訣は、分析するに、(1)目が合った時にすぐに立ち上がり、多少小走りで駆け寄らんばかりのいきおいで近づいた(久しぶりに会うんだもの。そのくらいの演出があってもバチは当たるまい)、(2)はち切れんばかりの笑顔(ちょうど機嫌がよかった)、の2点かと思います。
機敏な行動と笑顔と親しげなしぐさは、相手にグッと近寄れる、まさに基本動作ではありますが、それは、相手のためばかりではなく、そういう行動をとった本人を若くハツラツと元気に見せるものである、というのが、この出来事を考察した結果、得られた学びでした。
以上。
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