今年のミモザ

通常、3月にならないと、つぼみをつけたり、花を開いたりなどしませんが、今年は、なんとこの2月の半ばにそうなっているのを発見し、とても驚きました。 そういえば、今年初めてのチョウチョも見ました。黄色いのがヒラヒラ飛んでいました。
今はまだ2月だよね!と、ほっぺたをつねり、その次に、自分の目を疑いました。
この週末は、こんな不思議な事件がおきた、暖かいのを通り越して、暑いくらいの陽気でした。 こういう風に変な気候だと、地球温暖化がどうとかこうとか、最近、ずっと決まり文句のようにあちらこちらで言われているもんだから、無意味に不安な気持ちを持ってしまう人も、そこここにいらっしゃるかと思いますが、この陽気がそれが原因でおこったものと決まったわけではないので、余計な心配はしない方がいいと思います。
それよりも、この神様からの贈り物のような気持ちの良い春の1日を楽しんだ方が、ずっとずっと楽しい。
しかし、そうもいってられない現実もあって、例のあれ…そう、スギ花粉が始まってしまいました。 目は痒くて涙は出るし、くしゃみと鼻水がエンドレスだし、外歩きはもちろんのこと、窓を開けることすら絶対にやってはいけないこととなってしまいました。
スギ本人に言わせてみれば、「春が来たから、嬉しくてお花を咲かせているだけのこと。 この黄色くてきれいなミモザや、いい香りの沈丁花と同じことをしているだけ。 それのどこが悪いの…?」といったところでしょうか。 そう、他意なき命の営みを粛々と執り行っているだけのことなのです。 
それはわかるがね…。
この状態に製薬会社系は、密かにホクホクしてそうで。 …というのは、今週末にはあっという間にスギ花粉対策薬品&グッズが飛ぶように売れてしまったとか。この落ち込み景気の時代にまれに見る特需なんだろうなぁ、と。確かに、お陰様で助かってはいますが、こんなんで本当にいいんだろうか…。
このスギ花粉の季節、とにかく忍耐。覚悟を決めねば。