セレンディピティ・カニトマトパスタ

zabbon2009-02-26

不況と呼ばれるこのご時世になんとまぁ、大盤振る舞いなほどの分量のカニのむき身冷凍パックが売られていました。 半月ほど前にお買い物に行ったスーパーでのできごとです。
特にカニを使った料理を計画していたわけではないのですが、これは…!と色めき立ち、買い物かごにお越し頂いたのは言うまでもありません。
そして、本日、これを用いたカニトマトパスタを作りました。 作り方は、まぁ、とりたてて順を追って書くほどのものではありませんが、クリームの代わりに豆乳を入れて、カニと一緒にグツグツと煮詰めたところくらいが工夫といえば工夫でしょうか。
これも、意図してこのようにしたわけではなく、本日、スーパーに行ったら、尋常ならざる混雑ぶりで、度肝を抜かれ、体力及び思考力を奪われた結果、生クリームを買うのを忘れてしまっただけのことです。が、しかし、生クリームの代用品として豆乳を登用する、というのは、もしかしたら、最近はやりのセレンディピティとやらの一種ではないかと思われます。
セレンディピティとは、「知識を蓄える一方、更に何の脈絡もないところで別のことを無心に取り組むことで、脳の中でそれらが瞬時に結びつき、新しい何かを生み出すこと」などと、昨日のテレビでは言ってたような気がしますが、zabbonの場合は、「何か困った事態に陥る→ま、いっか、とあきらめつつ、しかし、あきらめきれず往生際の悪いふるまいをすることによって、新しく生み出す」ものであるようです。
ということで、本日のセレンディピティカニトマトパスタは、缶ビールならぬ、缶スパークリングワイン(白)と相互に引き立てあい、いっそう美味しい晩ごはんとなりました。