おでん2種

うららかな春の空の下、スギ花粉は密度濃く空を覆い…。
昼休みにほんの少し外を歩いただけなのに、眼が痒くて痒くて、今やすっかりウサギさんのお目めと化してしまいました。その後、打ち合わせのために来てくれた人も、zabbonの顔を見て気の毒と思ったのか、必要な説明を終えると、そそくさと帰って行ってしまいました。
そんなこの季節、楽しみはごはんくらいしかありません。テーマは、おでん。
これは、昨日のおでん。
塩おでんです。白くてお醤油仕立てのおでんと異なる佇まいを見せていますが、味も見たとおり、あっさりすっきり。 けれど、主役のこんにゃく、玉子、大根は、前日からだし汁+犠牲さつま揚げで、じっくり煮含めてあるので、とてもいいお味です。その他常連のちくわぶ、すじ(スジ肉ではない)、がんもどき、黒はんぺん、河岸揚げ、トマト、スナップエンドウ等々、どれにしようか迷いながらお鍋をつつくのも、とてもとても楽しい。

そして、こちらが本日のおでん。
赤みそとお砂糖をいれて甘辛い味付けをした静岡おでん(風)です。本場風にダシ粉をふりかけて食します。ダシ粉は富士宮焼きそばにもかけるアレです。
こってりと甘い汁に、これまた主役のこんにゃく、玉子、大根が、よく合うこと。これはもう、甲乙つけがたい味の三つ巴、もしくは弦楽三重奏なのであります。 トマトはどうかと思いきや、酸味と旨味をほどよく与えてくれて、これまたおいしいのでありました。
そして、明日は、この汁を使った豆飯の予定。すでにもう、お豆腐は余ったおでんのおつゆに漬け込まれ、準備万端整えられています。いよいよもって明日の晩ごはんが楽しみです。