バスフィズを作ってみる

朝から弥生晴れの気持ちがいいお天気の1日。
カーテンを開け、こんな光眩しい春の空が目に飛び込んでくると、この季節はガックリする。そして、気を引き締める。「今日もスギ花粉がいっぱい飛んでるぞ。目に見えないけれど、たくさん飛んでるぞ。知ってるんだからね。わかってるんだからね。くわばらくわばら、なんまいだ。」…ということで、今日は自宅籠城を決め込み、あれこれガサゴソと励みました。
初めて手がけたバスフィズ。案外きれい。
材料は、重曹クエン酸、無水エタノールグリセリン、伯方の焼き塩、緑のクレイ、月見草オイル、エッセンシャルオイルティーツリー、ユーカリ、ラベンダー)です。 これらの材料を粉ものからボールに入れ、次いで、水ものを様子を見ながら流し入れ、泡立て器でグルグルかきまぜて、しっとりしてきたところで、石けん用のハートの型の底から1/3くらいのところに入れました。
ここまでは順調だったのですが、何やら異変が…
オーブンの中のパンのように、ぶくぶくとふくらみ始めたのです。型から溢れそう。何回か空気を抜いて元の体積に戻しても戻しても、ふくらみます。本当にこれでいいのだろうか…。恐くなったので、1個をラップに包み、隣の部屋で別の作業をしていたところ、「ぱーん!」という破裂音が! この音は、お風呂に入っていた家族の耳にも届いたそうですが、慌てて見に行ってみると、なんと…(っていうか、案の定)、ラップが破裂、中身が周辺に散乱してました。でも、粉々になったかと思いきや、ハートのお腹の部分がえぐれただけの損傷で、しかも、なぜかすっかり乾き、一足飛びにバスフィズっぽくなってました。飛び散ったかけらは、「くっつきますように」と祈りつつ、お腹に戻しし、曲がりなりにも完成。 
しかし、隣のラップしてない2個は、今だなお、しっとりと、かつ、膨らみつつあるままですが、つきあいきれないので、そのまま1時間ほど放置ておいたら、固いバスフィズに変容していました。が、なぜかお腹に穴が…。やっぱりそばで見てればよかった。埋め戻そうにも固くなってて、ダメだこりゃ。
ともかく型から出してひっくり返してみたら、一応、目の当て場があるきれいなものができました(ただし、こう公言するには、何とはなしに、罪悪感というか、良心の呵責も禁じ得ませんが。)
実際にお風呂で使ってみると、気のせいか、普通のバスクリンよりも温まり、かつ湯上がり後の保熱も長かったような気がします。 あぶくか塩かクレイか月見草オイルかエッセンシャルオイルのうちのどれかのせいなのか、それとも何かと何かの相乗効果なのか不明ですが、効能の方は、ちゃんとあるようです。家で使う分にはこれで十分。満足です。

それから、石けんも作りました。
これは型入れ前の写真です。朱色になるかと思ったら、思いがけずピンク色の石けん生地になったので、びっくりしたため、本来ならすぐに保温箱に入れるべきところ、悠長にテーブルの上にのせて、記録画像などを撮ったわけです。
ここまではよさそうですが、石けんは、できあがるまで行く末が分からないものなので、気持ちをニュートラルにして結末を待つことにしました。