taoさんの講演会

zabbonの家には、taoさんの手作り石けんの本がたくさんあります。たぶん、ほとんど全部。
丁寧な作り方の説明や、材料の油の特徴、色つけや形のバリエーションなどなど、とても参考になりますし、こういう本を書けるなんてすごいなぁ、と常々思っていたら、手づくり石けんWEBさんが主催した「小幡有樹子さんのアメリカの手作り石けん」講演会&交流会という会があるとのことで、これはチャンス!リアルtaoさんに会える!わーい!と、一昨日の26日(火)、参加してきました。
taoさんは、背が高くてすらりとしてて、きれいな声でゆっくりと話す落ち着いた雰囲気の方で、講演会もリラックスして楽しむことができました。
講演の内容は、アメリカの手作り石けんのこと。
アメリカでは、作りたい人が好きなように作って、さらに好きなように販売することができるそうです。ちょっと前までは、ビジネストレードショーみたいのに出店し、大量受注をするのが一般的だったようですが、今は、ネットのハンドメイドサイトのようなネットを利用しての販売がトレンドだそうです。
それから、ソーパーさんを支援するネットワーク活動もさかんで、700あまりのメーリングリストを持つサイト(YAHOOにあるそうです)や、石けんビジネスをサポートをするHandcrafted Soap Makers Guildというのもあります。このビジネスサポートのネットワークでは、割安の保険にも入ることができるんだそうです。あと、年に1度のカンファレンスもやっていて、今年は残念ながら、終わってしまったばかりだそうです。 コンファレンスでは、いろいろなテーマがあって、好きな講座に出ることができて、夜は家族で食事をできるような場もあるんだそうです。ああ、出てみたいなぁ。やっぱ、英語がんばろうかなって、しみじみ思ってしまいました。 そのほかには、手作りコスメのindie beauty networkというのも有名なネットワークだそうです。
こんなにわんさかソーパーさんがいるアメリカでの最近の手作り石けんトレンドは、ホイップソープという、1930年代のシェービングソープのレシピを参考に、つい数年前、誰ぞが(←あやふや)開発した石けんなんだそうです。似たような石けんはLUSHでも売ってます。ふわふわしてます。
作り方は(*注:ここから先はさらにあやふや)苛性ソーダと苛性カリを1:5の割合で、ステアリン酸も使って、ホットプロセス法で作り、熟成1日後、水を加えてクリーム状になるまで電動ホイッパーで混ぜる、という手順だそうです(だいたい)。 液体ソープを作ったことはないし、ステアリン酸を使ったことがないので、そのココロはよくわかりませんが、こういう石けんもあるんだなぁ、と目からウロコの石けんでした。 ピンクの石けんで失敗している場合ではありません。
講演会の後には、一緒に聴講していたソーパーさん達とお話させて頂きましたが、身の回りに石けんの話をできる人がほとんどいない中、いろいろ質問させて頂いたり、お話を伺ったりと、とても楽しく勉強になりました。上質なアルガンオイルやホホバオイルもお土産に頂けて、ひとまわりもふたまわりも世界が広がった気がします。
手づくり石けんWEBさんには、こんな楽しくて、ためになる会を催して頂いて、参加もさせて頂いて、とてもとても感謝です。
ありがとうございました!&お疲れ様でした! これからもどうぞよろしくお願いいたします!