みそきん

職場の人が、夏休みに那須に行ってきて、そのお土産にみんなにこれを配ってくれました。7月から9月にかけてのこの時期とは、毎週、週初めともなると、各地のお土産が机のうえに積み重なる…そんな時期なんですな。
これもそんなお菓子の1つか、ひょっとしたら「かもめの卵」とか「ままどおる」とか「ひよこ」とか「陣太鼓」とか「まりもようかん」とか「うなぎぱい」とか「ゆかり」とか「かえるまんじゅう」レベルのお土産かも…横目で見つつ、4時になってお腹がすいてきたので手を伸ばしました。
そしたら…!
一口食べてびっくり。なんというおいしさ。
もっちりなめらかな白花豆の上品な甘みと香りと素朴な旨み。お土産品にありがちな保存料の気配が皆無なのです。微妙なみその塩っ気が隠し味の役割を果たしていて、それが「みそきん」のみそなんだろうけど、"かそけき"みそとはこのことぞ。
あまりにもおいしいんで、前の席のIさん(熱心に仕事中)に、「ねね、このみそきんってお菓子、超旨くない?」って聞いてみたところ、パッとIさんも顔を上げ、「そうなの、ものすごくおいしかった〜。」と感動を伝えてくるではないですか。
でも、誰が下さったのか定かでない(←尽くし甲斐のないzabbon達)。 なので、そばを通ったJさんに、「Jさん、このみそきんって、すごくおいしかったんだけど、○○さんのお土産だったっけ?」と聞いたら、「そう、○○さんのお土産。私もすごくおいしかったんで、すぐにおいしい!って言ったよ。もっと食べたいよね。いくつか余っていませんか〜っ?って感じだよね」「だよね〜」(zabbonとHさん)
で、このお菓子の由来を○○さんにお礼がてらきいてみたら(いくつか残っていないかはさすがに訊いてない)、扇屋さんという皇室の御一家がご静養になる那須御用邸に献上する和菓子をお作りになられている和菓子屋さんで扱っているお菓子なんだとか。そりゃ、おいしいに決まっているわぃな。こんなにびっくり感動するほどのおいしさって、なかなか出会えるものではありません。今日はとてもいい一日でした。
こんなにおいしんだったら、食べる前に写真を撮っておけばよかった。
これは、どこかのHPから拝借したお写真。すみません、お借りしました。