天国の海で泳いだ

この浜辺はマウイ島ラニカイ・ビーチ(日本語では「天国の海」)です。。
ワイキキから車で約40分ほど行ったところにあり、カイルア・ビーチの延長線上にある浜辺です。長く遠くまでJTの食塩のような真っ白でさらさらと細かい砂が長く続く浜辺です。

翡翠(*カワセミではなく、"ひすい"です)を溶かしたような海水に身を浸し、沖から重なり来る波にあらがうことなく、ぷかぷかと漂うように泳ぐと、ここでこうしていることがこの世の出来事とは信じがたい気分になってきます。あの世に来ちゃったんだなぁ、いい人生だったなぁ、とこれまでの全てを顧みる気分にもなってくるほど、ここは「天国の海」。
思えば、その前の晩に飛行機に乗ってから、夜遅いのにご飯を食べさせられて、3時間くらい眠ったあとに、またまた朝ご飯が出てきて、やっとの思いで目的地についてみたら、なぜだか前の日の午前中になっていたという、ハード&ミステリーな数時間の後、息つく間もなく車に乗せられてやってきた、この天国の海。
こんなに疲れて、ぞうきんみたいになっているのに海水浴なんてむりむりむり…と思いきや、この海で泳いだならば、なぜだか疲れがすっかりとれて、気分さっぱり生き返りました。それに、海からあがった後、真水のシャワーなど浴びなかったですが、ちっともべたべたしない。むしろ、塩入り石けんで洗った後みたいにお肌がサラサラと快適。
あたかも「結構なお風呂を頂きまして…」の気分。
そういえば、古来から神様に使える巫女さんなんかは、神事の前に海の水で禊ぎをしたといいますが、それも道理。本来の海は、こういう風に清浄なものなんだなぁ、と新たな発見。