東に向いて咲く朝顔

お天道様は、毎日毎日飽きもせず、この世を暑くされているようですが、いやいや、最近は、そこかしこの空気の固まりや、ふと吹く風の中に、秋の気配が感じられるようになった気がしないでもない…という意見を、本日3名の方から聞きました。
zabbon的には、そんな気がしないわけでもないことを否めなくもない、という気分なのですが、あれほどの猛暑も時の流れには叶わないってことなんだろうと思います。なんだかんだ言ったって、いずれ秋が来て冬が来るんだもの。今は、がまんがまん。
でも、自分はともかく、街路樹や草木類の、のどが渇いて耐え難そうな風情が、哀れでなりません。最近の関東地方ってば、雨が全く降らないんだもの。空からの水分頼みの面々にとっては、この局面、どう乗り切るのか、まさに死活問題。
そんな中、通勤路の道ばたの朝顔達、葉はシナシナでへろへろなのに、美しく、色とりどりに花を見事に咲かせていて、そのなんとも健気な姿には涙せずにはいられません。しかも、すぐにしおれることを承知の上で、あろうことに東向きに花を開き、精一杯、お日様の方に顔を向けているって、どうよ、一体。
…っていう話を、会社に着いてから友人に話したら、「道ばたの朝顔からも学ぶことがたくさんあるってことね、ふふふ。」って言うから、「私たちも道ばたの小さい生き物に負けないように、健気に懸命に生きなければね。」と答えました。