ゆず茶

去年の今頃は、金柑の甘煮にはまり、ついで、種から抽出した保湿剤の恩恵にあずかる、といった一連の流れがzabbonの身に起こりました。
でも、今年は、同じ柑橘類の流行り物でもこれ。ゆず茶です。発祥地はお隣の国、韓国。
この韓国ゆず茶なるもの、たいがいにして店頭から買ってくるもの、という思い込みがありましたが、実はそうではありませんでした。家で作ることができるのです。しかも、ぐつぐつと煮たりしなくてもいいのですから、なんだか狐につままれたかのよう。
 
作り方は簡単。
ゆずの皮をむいて、白いところをできるだけとったものを千切りにします。これは細ければ細いほどおいしくなるので、よく研いだ包丁で臨むのが正しい姿です。
残った中身の方は、種を取り除き、インフューズドオイル絞り器…いや、本来の用途であるところの「果汁絞り器」の機能を発揮してもらい、ゆず果汁を搾り出します。石けん作りをしてなければ、インフューズドオイル絞り器など家になかっただろうから、この場面、とても困ったことになったことと思われます。で、ここで採れた種達は、ウォッカに漬け込んで天然保湿剤を取り出し、化粧水の材料にするといいんです。
 


ここまできたら、ゆずの皮と果汁と、(皮をむく前の)ゆずとほぼ同じ重さのお砂糖をボールで合わせ、ぐるぐるとかき混ぜます。ここで和三盆とか、グラニュー糖とか、はちみつとか、好きな甘味の採用もOKです。なんとなく全体がしっとりしてきたら、煮沸消毒しておいた(←これもアロマをやってなければうろんげだったかも)広口瓶に詰め込み、冷蔵庫に2週間置いて、できあがり。
飲む時は、コップにこれを入れ、そこに熱湯を注いだものを、スプーンで具を掬いつつ、フーフーしながら口に運びます。寝る前にこれを飲むと、さわやかな酸味にいい香りで、甘くて熱くて、体が温まって、とてもとてもまったりした眠い気分になるのです。