今年の桜の季節に思うこと

「桜が咲いた」という声がたくさん聞こえてくる季節になりました。zabbon周りでも、いつもの桜がいつもの場所でいつもの姿、華やかにして清楚な佇まいを見せてくれています。桜に限らず、樹木はそこにある限り、雨が降っても槍が降っても何が起こっても花を咲かせます。巷の雑事雑音の影響を受けないところが天っ晴れと言えましょう。zabbonもああなりたいものです。
最近のもっぱらな話題は、やっぱり放射能でしょう。放射性セシウムとかヨウ素とかプルトニウムとかです。これまで、化学物質の名前は「苛性ソーダ」とか「重曹」とか「脂肪酸ナトリウム」くらいしか言えなかったのに、この放射性物質御三家の名前をちゃんと、しかも半減期も合わせて言えるようになりました。口からその言葉を出せる、ということは、暗記ではなく「身についた」ということに他なりません。我ながらすごいことです。
これらは目に見えない物質ですが、そういう意味ならスギ花粉と一緒。専用コートとマスクで対応可能。一挙両得一網打尽です。しかし、スギ花粉は5月には終わりますが、もう片方は…?う〜ん。やっぱり一緒くたにするのはよくないのかも。
これがついた野菜、特に茨城県産のものが今や存亡の危機に曝されています。本当にくっついているのならまだしも、「ついてるんじゃないか」疑惑で野菜達が売れなかったり、買い叩かれたり。確かに、お金を出して買うからには、完全に完璧な安全で安心なものを買いたい、というのが消費者の心理。だっていやなものはいやだし、怖いものは怖いんだもの。
でも、冷静に世の中を見回してみると、死につながるリスクっていうものは、あちこちにころがっているものです。例えば、タバコをすうことや車を運転したり自転車をこいだりすること。百薬の長と言われるお酒類だって、過ぎたるは及ばざるがごとし(自戒を込めて)だし。他にも、いつ交通事故に合うかわからないし、いつ頭上から植木鉢やら重たいものが落ちてくるかわからないし、足下のマンホールのフタがずれているかもしれないし、「混ぜるなキケン!」を2種をうっかり混ぜちゃうとか、換気不十分なまま火鉢に当たってしまうとか…なんてこと言ってたら、キリがありません。
翻って思えば、こうして今日まで無事に生きてこられたこと自体が、つくづく幸せなことなのかもしれません。
これまで無事だったんだもの、だからこれからも大丈夫。
ということで、本日、「応援セール」と称してコーナーが設けられていた茨城県産の野菜達をたくさん購入致しました。レタスにチンゲン菜、レンコン等々、冷蔵庫の野菜室が賑やかになりました。