変わり白玉だんご

2週間前の今日は確か三連休で、バッカみたいに暑くて、どこにも行く気にならなかったくらいだったのに、今は10月を通り過ぎて、11月の気温先取り状態。
これは大変。うかうかしていると冬になっちゃう、半分残っている白玉粉を食べてしまわないと、凍えながら白玉だんごを食べるハメに陥ってしまう…と危機感にあおられ、急遽思い立った白玉団子作り。急な提案だったのですが、家族も密かに楽しみにしていたので、即行動。
ところがです、大変な失敗をしてしまったのです。水の分量を間違え、規定量のほぼ倍量を投入。覆水盆に返らず、ならぬ、白玉粉内水盆に返らず、です。
どうみても団子状にまとまってきそうにもありません。白玉粉はもうないので、片栗粉を代替物とすることを思いつき、提案したものの、「それでは別物になってしまう」と却下されてしまいました。
しかし、代案として「クッキングシートで地道に水分を吸い取る案」を出してくれたので、それにのったところ、ある程度成功、なんとなくスプーンの上でまとまる気配を見せてきました。
それをセオリー通り、熱湯で茹でた結果がこれ。どちらかといえば、すいとんの佇まいです。下に敷いてあるのは、SSK清水食品株式会社の黒蜜付き寒天。黒豆も入っています。くだものがないので、非常に渋い全体像ですが、やはり日本人の神髄はワビ・サビでしょう。ここに、先日、松山は道後温泉に行った際に買ってきた、薄い皮故、98%があんこから成る山田屋まんじゅうを添え、黒蜜あんみつ白玉と、秋からずずいとめでたく相成りました。白玉団子のいいところは、見かけがこんな風に悲惨なことになったとしても、食べるととてもおいしいことです。水分が多いため、いつもよりも一層、つるつるとのどごしのよい白玉すいとんでしたでそうろふ。
話は変わり、先週金曜日の晩、こんまり先生の魔法の片付けがTVでやっていましたが、それにすっかり感化され、この週末はせっせと、家中総出で見直したところ、いらないものがたくさん見つかりました。
これら全てが自分達のお金で買ったものだと思うと、今後は絶対に、こんな恐ろしい無駄遣いはすまい、と心に決めたのでした。