ディズニーランドに行った時の話

zabbon2011-12-10

さて、先般の風邪及び難儀な2週間のトリガーとなったTDLですが、それはそれで、楽しんできました。
しかし、楽しみ方が、20年前とはエライこと違うのに驚き。確か、あの頃は、10時頃にぼちぼち浦安からバスで到着し、ぼーっと入場、道路に沿って右側にむかって歩いて行ったところにあるスペースマウンテンに、3〜40分文句を言いつつ並んで乗ったあと、道なりに進んで、ホーンテッドマンションやらスモールワールドやらを、気の向くままに並びつつ、楽しんだものでしたが、20年後の今回は様子が異なりました。
開園時間の8時になる前に舞浜駅に集まったのですが、その時点ですでに入場者の長い列ができて、「これだけの人数がランド内に入ったらどうなることやら」と心配になるほどでした。
入ったあとは案の定で、何も知らないzabbonは、ただただTDL好きの友達についていくだけでしたが、その駆使するワザとかテクニック…、すごいというか、いや、そういうことを知らないと楽しめないことを知ってびっくり。世の中、情報化社会になって久しいですが、TDLのような遊びの世界も然り、知らないと楽しめないのです。
一番最初に行ったのが、「スルーフットスーのダイヤモンドホースショー」の予約。ショーを見たいので、ということで、10時半の2階席をゲットしました。
その後は、ビッグサンダーマウンテンに乗るため、110分並び(そんなに長くない、との友人談)だったので並びました。こらえ性のないzabbonが、こんな長時間並べたことに驚きましたが、おしゃべりしてると案外、早かったかも。女子っていいかも。
その後、スルーフットスーに行って、ショーを見ながら早めのお昼。これがご飯です。いかにもアメリカ〜ン♪な品揃えでしたが、そこそこおいしかったですし、ショーも楽しかったので○。
woodyは、ものすごく大きいので、天井に頭をくっつけながら、2階席まで挨拶しにきてくれましたので、握手しました。
その後(12時頃)、スペースマウンテンのファストパスを取りに行ったら、18時〜19時の時間帯になり、びっくり。その昔、18回、これに乗ったのが本当だったのか、自分の記憶が疑わしくなりました。でも、本当です。うそではありません。確かにあったことです。
その後、何かのショーを見るため、抽選をしたら外れたので、傷心を抱えファンタジーランドの方にぶらぶらと行ったら、スモールワールドの待ち時間が15分!となっているので、おおっ!とばかりに乗りました。ちょうどジュビレーションの時間帯と重なったからのようで、出てくる頃には、1時間の列になっていました。
ところで、TDLにはシングルライダーという、長蛇の列に並ぶのを避けられるしくみがあります。これは、例えば、2人掛けの乗り物に3人グループを乗せる場合、TDLでは1人になった人の隣は、水入らずにするために必ず空けます。でも、シングルライダーを採用してるアトラクションでは、その隙間に無関係の人間を乗り込ませるのです。ある意味、レジャーランドでは禁じ手と思われますが、少しでも並ぶ列を短くしたいというランド側の苦肉の策…もとい、配慮なのでしょう。これを、ドライな大人3人組のzabbon達は、スプラッシュマウンテンで試みました。乗った席は、親子3人のお父さんの隣で、後ろには女子高生のグループという位置取りになりましたが、たった1人で、アトラクションに乗る心細さ、よそ様のご家庭に踏み込んだかのような遠慮感、そして、アトラクションの楽しさをどう表現すべきか等々の葛藤が、非常にシュールで、ある意味、一番面白かったかも。
夢の国のディズニーランドをこんな風に楽しむのはよろしくないかと思いますが、大人目線で見ると、やはりオリエンタルランドさんのTDL作りへの本腰の入れ方はすごいと思いました。あらゆる建物の建材や建築様式、家具や小道具、キャストの衣装や振る舞いなど、ものすごーくお金と手間ひまをかけているのがよくわかるのです。特にすごいと思ったのは音響設備。どこにいても同じメロディーを同じ音量で聞こえるように、高性能のスピーカーをそこここに設置しているのです。たぶん、野外コンサート用のだと思います。ここがハウステンボスと違うところです。(でも、zabbonはハウステンボスの方が、ゆったりくつろげるので好きです。)
TDLはスタッフ教育の模範として、とても有名ですが、こんなに力を入れて作り上げた職場で働けば、誰だって善人になれるし、全力を尽くそうという気になるわけだから、TDLを目指したい会社さんは、社員のお尻をたたく前に、まずは設備投資から始めるべきではないかと。
いやいや、夢の国に大人の云々を差し挟んではいけないのです。TDLは、ミッキーちゃんが暮らしている国。ここに行けば、アリスやピーター・パンにも会えるんです。風邪をひかないように気をつけながら、またいつかきっと、TDLに行こうと思っています。