断食道場強制入門

一難去ってまた一難。
せっかくTOEICの難を乗り越えられたのに、その翌日にやってきた災難は、急性ウィルス性腸炎でした。ノロかどうかはわかりませんが、ありがちな単なる風邪から一歩進んで病名をつけてもらえたのは少し嬉しいかも。
病院では、レントゲンを撮り、その写真を以て、普通の人のお腹の中と比べて炎症が広範囲にあることを視覚的に説明されると共に、胃腸を休ませるしか治療法がないと、翌日お昼までの絶食と(前日お昼から絶食しているのでトータル2日間の絶食です)、その後、2〜3日のおかゆ生活を申し渡されました。
さらに、その後、「これが一番効果的な栄養補給なんです」という説明と共に点滴を受けさせられ、注射針を刺しついでに血液検査もされるという、プチ入院コースな半日となりました。
で、翌日会社に行ったら、医師から電話が携帯にかかってきて「血液検査の結果、あなたが思うより良くないから無理をしないように。」とのお達しがあり、びっくり。ドクターから直にお電話を頂けるだなんて…! それと、CRPの値が2というのは、どうやらそういう解釈がなされる数値のようで、おかげさまで、大手を振ってその日は家に帰れて、さらに翌日も休むことができました。ドクターストップというカードまで切らしてくれるすばらしい病院にお世話になったことへの感謝の念が湧いて尽きません。
とはいえ、断食道場に強制的に入門させられたような治療法は厳しい…。確かに食欲はないのですが、しかし、禁止されると欲しくなるのが人情というもの。テレビに映るカレーライス、こってりラーメン、カツ丼、唐揚げ、たっぷりチーズのピザ、カルボナーラとかトマトクリームのパスタ、時節柄クリスマスケーキ、チョコミントアイス、それと、家族が目の前でおいしそうに飲むビールと厚切りベーコンと目玉焼き…。
今は、お粥に野菜(じゃがいも、サツマイモ、玉ねぎ、里芋、にんじん)の煮付けとはんぺんとお豆腐を追加することを許され、少しマシになってきたというものの、いつもお腹を空かせている感じがオバケのQ太郎とかシーズーエビちゃんみたい。体重も2キロ減り、スリムになりましたが、皮がたるんでしまっているようなのが気に入らない。けど、やせたのは嬉しい。
そう、今回の一件、効果的なデトックス&ダイエットと前向きな理解をしたのでありました。