taoさんの本で研究

この前、amazonで頼んだ手作り石けんの本が届きました。
taoさんが書いた「デザイン石けん」です。これまで、taoさんのHPがとても参考になったので、本も買ってみました。
読んでみたら、ネットの情報もすごいものがありますが、やはり、紙媒体の情報にも重きを置くべきだな、とあらためて思いました。 これまでのギモンもいくつか解消されましたし、ネット情報ではつかめなかったアイディアも載っています。やはり、面倒くさがったり、ケチをしたりせずに、書籍は購入すべきです。
1つ気がついたのが「ジェル化」という現象です。
「ジェル化」とは「保温中の石けん生地の温度が上がり、生地が透き通って見える状態になること」をいいます。前に、「芋ようかん石けんの発色の違いの原因は、ココナツオイルのメーカーの差によるもの」 と結論づけたことがありましたが、そうではなくて、このジェル化が原因かもしれない、と思い当たりました。
2月と7月。作った時の季節が違うから、保温時の温度が違ってしまったということも考えられるし、それから、石けん生地を制作中の温度設定と管理の仕方も、微妙に違ったのかもしれません。ただ、7月に石けん生地を45℃で作ったので、ジェル化しました、というのは、これまでの経験の中から得られたデータです。(これからは気温も記録に残しておかねば…)
それから、乾燥中の石けんの肌に水滴がくっついたのは、グリセリンが空気中の水分を集めてしまっているから、ということも知り、「へぇ〜」という感じ。
ネット上の知識だけでは、やはり足りません。より正確かつ体系的な情報は、対価を支払わないと得られないってことをあらためて知りました。
なので、暑い季節でもあるし、いろいろ勉強したいので、しばらくは、石けん作りの実習はやめにして、書籍による座学に専念することにしました。