牡蛎の土手鍋

zabbon2006-12-23

巷は、ノロウィルスの驚異に曝されています。
このノロウィルス、単なるノロウィルスではありません。 普通のノロウィルスが世代交代を重ねて行くに連れて、より強力な進化を遂げたバージョンアップタイプです。
そして、この騒ぎの中、お気の毒なのが、牡蛎の養殖業の方々。
現在、食中毒騒ぎで脚光を浴びているバージョンアップタイプのノロウィルスは、実は、牡蛎から検出されてないのにも関わらず、恐れおののく消費者の買い控え攻勢にあい、値段が下落しているんだそうです。 生食はもちろんキケンだけど、
料理方法にさえ気をつければ、牡蛎を食べても平気なのに、なぜ…?
ならば、質のよい牡蛎の生産に心血注いでこられた方々に、できる限りのことをしなければ! 
そう、zabbonごときにでも、少しだけどできることがあるんです。
ということで、今日は、「牡蛎の土手鍋」。 
目的が目的なので、普段の倍量の牡蛎を購入。当然でしょ。(一度、山ほどの牡蛎が入った、牡蛎の土手鍋を食べたかったんだ)
今回は、まずは広島産。ここは、海に注ぎ込む河の上流の森林作りから牡蛎育てを始める、という本質的努力をしている産地なので、最初に肩入れ。(宮城産、厚岸産、もう少し、待っててね。あなた達がおいしいのも、重々承知しておりますので。)
そして、早速準備にとりかかります。野菜や白滝に火を通した後、牡蛎を投入(写真の状態)。このままで食べると、当然、危ないので、この後、10分以上グツグツ煮込みました。
でも、堅くなりすぎるようなことはなく、さすが、広島産牡蛎。味が濃くて、煮込んだにも関わらず、粒が大きくて幸せ。
クリスマスイブイブにふさわしい食卓です。
微力ながらも世の中のお役に立てたし、そして、自分達ももちろん幸せだし、イエス様もお喜びのことでしょう。