ざぼん2号(シナモンマーブル)

zabbon2007-01-30


香り・色・価格の3要素全てを条件を満たす、異彩を放つ材料がシナモン。
これに気がついた時には、「おおっ!これだ!」と、思わず雄叫びをあげていました。
っていうか、もともと前田さんの本には書いてあったんですが、香りに興味がなかった時には目に入らなかったんですね。「求めよ、さらば与えられん」を地でいく発見でした。
これは、明日、会う友人へのプレゼント用に作りました。
年末、彼女は、zabbonがあげた例の「マーブルになるはずだった茶色い石けん」が、実はマーブルであることを見抜いてくれたばかりではなく、香り(ラベンダー)も褒めてくれたのです。
こういう方には、きちんとしたものを差し上げ、感謝の意を表すべきでしょう。

レシピはこうです。

  バージンエキストラ  600   70.2%
  ココナツオイル    160   18.7%
  パームオイル      80   9.4%
  シアバター       15 1.8%
  シナモン      小さじ2(茶色い部分)
  バニラ(製菓用)  てきとう(白い部分)

シナモンって、すごい。思った以上のエクセレントな香りでした。
しかも、300円未満。
ものすごーく、おいしそうな香りです。バニラと共に、甘い誘惑。 やっぱ、食べ物と石けんって、地続きな気がします。
友人には、「お風呂場でパクッと口に放り込んじゃっても知らないよ〜」って、あげようと思います。
それに、模様。
今度は、できそこないではありません。きれいなマーブルになりました。大成功の部類です。
やっぱ、こうじゃなくちゃ。
こうなってくると、もう少し、きめの細かい、繊細なマーブルが作れるようになりたいものです。
それにしても、世の中には、信じがたいくらい繊細な渦を描くマーブル石けんを作れるソーパーさんがいらっしゃいますが、神業としか思えません。
今度、クレープ生地で研究してみようっと。(食べきれない分は会社で配ろう。みんなも喜ぶし、一挙両得。)
おそらく、ボールの中での混ぜ方と、型入れの時の手際にコツがあるんだろうと、ニラんでます。

そして、これは、切る前の固まり。

マーブルを外側から見ると、こんなんなっているんだなぁ、と1人感心。
型に流し込んだところから、波紋のように模様が広がっているのがうっすらとわかります。
液体力学とか、地球マントルの流れとか、そんなものを想起するのはzabbonだけでしょうか。
でも、物体(石けん生地)の動きを解明すれば、自由自在にマーブルを描けるようになるかもしれません。

そうそう、この石けん、お誕生日に頂いたソープカッターの初使いでした。糸鋸ってすごい。
カッター台もさることながら、初めて出会う糸鋸と、それがもたらしたイノベーションに目を見張らされました。
あらためての感謝です。

そして、ついでに、今回、作った2色を使って、ハート型のチューブモールドでコンフェにするのも作りました。

オレンジフラワーさんで買った型ですが、そのHPに記されてあった通りの使い方をしたのが、この画像。
最初に、モールドの片方をラップで包み、輪ゴムで止めて、BIOヨーグルトのカップに立てます。(BIOヨーグルトのカップは筒状なので使いやすいのです。2週間ではなく、すでに3ヶ月以上続けてます。効果有り)。 そして、石けん生地がこぼれないよう、チューブモールドとカップの隙間に油ねんどを詰め込み、準備完了。
そして、上の方から、そーっと石けん生地を流し込みます。
白い方は、うっかりバニラを入れ損なってしまったので、何も香りがありません。このあたりは、相変わらずです。指に糸でも巻いておかないとダメかもしれません。
このコンフェ、いつ、何に使おうかと、とても楽しみです。(とはいっても、バレンタインには、もう間に合わないところが、zabbon的なのであります)