ナシゴーレン

zabbon2007-03-04

今日の晩ごはんはナシゴーレン。
ナシ(=お米を)ゴーレン(=炒める)する料理、すなわち、インドネシア版チャーハンです。
そういえば、お米を炒めて食する、という調理法、明治開国以前の日本になかったのが不思議です。もしかしたら、ご当地グルメ的には、長崎あたりに何かあったのかも知れませんが、やはり、ふっくら炊きあがったニッポンのお米には、これ以上の加工を必要とせず、というニッポン人の共通認識がそうさせたのかも。ニッポン人の魂をゆさぶるウマさを持つジャポニカ米が生み出した現象か…?。
さて、話は戻って、ナシゴーレンです。
味付けには、「ナシゴーレンの元」というのを使いました。ウラに日本語でインストラクションが書いてある輸入物のシーズニングです。これを見ると、具材はトリ肉とエビ。普通のチャーハンに入っているはずの玉子がありませんし、ネギのみじん切りも入っていません。
違和感を感じながらも、ここは忠実に従い、作ります。が、このシーズニング(ペースト状)、非常に焦げつきやすく、どんどん中華鍋の底にくっついていくので、冷や汗をかいてしまいました。渾身の力を振り絞って、焦げ付きと対決!
早々に火を止め、お皿に盛りつけます。
そして、傍らに、トマトとキュウリとカイワレをあしらい、画竜点睛の目玉焼きを、トン、とのせて、できあがり!
これは、うまい! 苦労した分も合算して、うまい!
エスニックだけど、辛くなくて、どちらかといえば、曖昧でぼんやりした味わいが不思議。
ビールが進むのは、もちろんのことでした。