おいしそうな石けん♪(ロールケーキ石けん)②

zabbon2007-03-19

この石けん、くるくる巻かなければならないので、堅くなる前に取り出して次の作業にとりかからなければなりません。しかも、量が少ないので24時間も待たなくても鹸化は終っているはず。鹸化したところは乾いてしまうので、それを防ぐために、まだ柔らかいうちにラップで覆っておきます。
そして、仕込んだ翌日、帰宅後にいよいよ作業開始です。
昨日作った石けんを取り出す前に、中に巻き込むオレンジ石けんとシナモン石けんを用意し、細長く拍子切りにします。当初は、細かく刻んでこれを並べようと思ったのですが、そういえば、巻寿司はかんぴょうにしろ、キュウリにしろ、卵焼きにしろ、のりの長さに細長く切ったのを使ってるぞ、と思い至ります。これがきっと、海苔巻きを美しく作るための最大の秘訣に違いありません。おそらく、崩れにくいとか、模様が均等とか、何かしらのメリットがあるから、こうしているはず。だからきっと、通常、刻んだくだものを使っているロールケーキだって、もし、イチゴやメロンがバナナのように細長かったら、刻んだりしないで使うのではないかと思います。 
次に、保温箱から、昨日、仕込んだ生地を取り出します。黒蜜で色つけした本体の方も、食紅の方も、緑と赤のどちらも渋い、いい感じに仕上がっているのを確認して、ホッとします。
必要なものを並べ、準備完了です。

そのあと、本体生地の上に、手前半分には緑の食紅の生地を敷き、その向こうに赤い方を敷きます。そして、その上から、先ほど拍子切りにした具材を並べます。できるだけ配色がいいように、かつ、整然と並ぶように細心の注意を払います。
そして、巻きはじめた場面です。左手が覚束ないのがよくわかります。

「それにしても、なんだってこんなもん作ろうだなんて思ったんだろう」と初めて後悔したのが、この「巻き」のシーンでした。初めて巻きずしを作った時、どんな思いをしたのか、すっかり忘れていたことに気づきます。
しかし、時すでに遅し。この石けん、全く言うことを聞いてくれません。大格闘です。でも、何が何でも巻き遂げねばなりません。でないと、それこそ大変なことになってしまいます。
どうにかこうにか、巻き終えたのが冒頭の写真。
これだけでも、「おいしそうな〜」というタイトルとは、かけ離れたものができつつあるのが伺われます。。。
続く。