夏のおいしそうな石けん(後半)RKS2

zabbon2007-06-22

後半は、RKS2(Roll Cake Sekken)のリベンジ作品の制作過程と結果です。写真満載でご報告します。
(*前半をご覧になりたい方は、こちらから

作ることにしたのは、2種類のロールケーキ石けんです。
ひとつは、抹茶風。 緑色の外側にくるまれた黄色い中身。香りはメンソールクリスタルとユーカリ
もう一つは、オレンジ風。 スポンジに当たるところがオレンジで、中身はシナモンの色と香りを利用。
これを、石けん生地を2回に分けて作りました。
最初に、黄色い生地を作り、こんな風に各パートを作ります。
 ・ベースの黄色い石けん生地→抹茶ケーキの中身(黄色
 ・この生地に+ウルトラマリン → 抹茶ケーキの外側(緑色
 ・黄色い石けん生地+シナモン → オレンジの中身(茶色

次に、オレンジ色の生地を作り、オレンジのケーキの外側用に型入れします。
なんで、オレンジ色の生地だけ別に作ったかというと、黄色とオレンジの色の素は、両方とも赤パームのため、いっぺんに作ることができなかったからです。 型入れ前に赤パームを添加する着色の仕方もありますが、なんとなく好きくなかったのでやめました。
ちなみに、赤パームの(全体に対する)割合は、左側の黄色い方が約11%で、オレンジの方が3.5%です。

こうして並べてみると、それなりに色の差が出ているのがわかります。
そうそう、生地は、いつもの「オリーブ(70.2%) ココナツ(17.5%)、パーム(10.5%)」で、抹茶の方には、シアバターが2%ほど入っています。 また、石けん生地の温度は、ジェル化を促すために45℃にしました。


型入れしてから4時間後、鹸化途中の石けん生地を引っ張り出してきて、いよいよ「巻き」の場面です。

それぞれの組み合わせの生地を重ねて…。 最初に作った方の生地はだいぶ硬くなっていて、ちょっと乱暴に扱ったらヒビが入ってしまいました。 なのに、ベロベロして扱いにくいです。

わっせわっせと巻きます。 前回のような「しまった!」感はないものの、やはり、不安と緊張で胸がいっぱいになる場面です。 まさしくハイライトシーンです。 
とはいえ、「スウィーツな石けんの贈り物」に載っていた難しげな作り方ではなく、この方法をチョイスしたのは、zabbonにとっては成功だったかも。 やはり、無器用には無器用なりの歩む道があるというものです。

そして、2個とも、無事完了。 
再び保温箱に戻し、寝かせます。 脇に見える2種類の細長いのは、余ったオレンジ石けんの生地で作ったおまけ石けんです。 これはこれで、楽しみ。


そして、いよいよ型出しとカッティング
翌日、どうなったか見ようと思って、保温箱から出してみたら、なんと!
まんまるかったはずなのに、ぺちゃんこになってしまいました。 楕円形です。 大ショック! 巻きすに巻いたまま、保温すべきだったのかも…。 しかも、開けてみて、さらにショックなことが。 
緑色の方には、メンソールクリスタルを入れたのですが、トレースが出た生地に放り込んだのはよかったものの、全部、溶かさないまま型入れしちゃったので、その部分が、むにょむにょムラムラになってしまっているのです…!!
たぶん、石けん自体には影響はないんだろうけど(自分で使ってみて、ダメなら撤収しますが)、せっかくの緑色の生地が、ばっちくなってしまいました…。
でも、今となってはなすすべがないので、ラップを外し、フォークで模様をつけるという当初の工程を行い、乾燥用の箱へ引っ越しです。


そして、いよいよカッティング。
こんなのができました。

う〜ん…、少なくとも前に作ったのよりはマシかなぁ。 
しかも、「たくさん集まるとかわいい」現象がしっかり起きています。 交換する時は、抹茶とオレンジ1個ずつと考えているんですが、そうなった時の「あれ〜?いっぱいあった時にはもっとかわいく見えたのにおかしいなぁ〜?」、となるんじゃないかと心配です。
それに、やっぱ、メンソールクリスタルが変な風に残ってしまった跡が、美観を損ねているのも否めません。 かなり、渾身の力をこめて作ったものの、やっぱ失敗があって、もらって下さる方に申し訳ない感じです。
でも、これが、今の精一杯です。 
これでもよろしければ、是非、交換会に参加させて下さい〜!