赤いアツアツ五味スープ

zabbon2007-08-13

昨日の晩ごはんは、「スンドゥブ」という名前の韓国鍋でした。 スンドゥブとは、お豆腐とアサリがメインの、コチュジャンで味付けをした、この時期ならではピリ辛鍋です。 これを作るにあたり、買ってきたアサリが死んでしまっていたので、冥福を祈りながら買い直しに行ったし、さらに、コチュジャン投入の時点で、当のコチュジャンが足りないことに気づき、再度、西日にテラされながら買い足しに行く、という数奇なトラブルに見舞われましたが、暑い思いをしただけのことあって、熱々ピリ辛真っ赤鍋を楽しむことができたのでした。 赤い表面にプルプルと浮かぶ白いおぼろ豆腐のおいしかったこと…!(ビールもおいしかったこと…!)
で、そのスープが残ったので、今宵の晩ごはんは、五味スープに相成りました。五味スープとは、zabbon宅の今夜の発明料理です。 
スープに入れる具が決まっていなかったので、冷蔵庫の野菜室を探したら、まず、ゴーヤが見つかりました。 おお、これを入れると、沖縄と韓国のマリアージュだ、決定。ということで、まずは苦み。 
さらに他に何かないか探したところ、少しばかりプカプカしたトマトが見つかりました。こうなっちゃったら加熱処理するほかありません。 なので、これは酸味として追加。
その他、しょっぱいのはコチュジャンや醤油や塩などのきらびやかなメンバーが出そろっているし、甘いのは隠し味にお砂糖が入っているし、旨味は昨日のアサリのダシを援護すべく「大人のカニかま」に頑張ってもらっています。そして、辛みは言わずもがな。でも、少しばかり足りないので、「四川の魂・豆板醤」も追加投入。 仕上げに、韓国スープに不可欠な(と勝手に思いこんでいる)春雨と溶き卵を加え、五味スープ(zabbon命名)のできあがり。冷静に数えると、なぜか六味となっていますが、細かいことはきにしないことにします。
暑い時の熱辛スープ、すなわち、毒をもって毒を制す。 
温度と辛さで、身体すなわち大活性。暑さにうんざりしていた五臓六腑が、(仕方なく)飛び起きて、活動を開始。これにラーメンを入れ、ごはんのおかずにしたら、ものすごくおいしいのではないかと思います。次回のお楽しみです。