ブリスベンの野鳥(5) 小さくてかわいい小鳥

zabbon2007-09-10

半年ぶりくらいのブリスベンの野鳥シリーズ。 このシリーズの一番新しいのは、ほぼ半年前の「クイナの母子」。 っていうことは、あれから半年も経っちゃったってこと? うーん、月日の経つのは早いのぅ。どんどん年を取る一方で、そのくせ、何にも進歩がなくて困った困った(←ちっとも切実ではない。反省もゼロ)
半年前、っていうことは、オーストラリアのブリスベンは、夏の終わり、もしくは秋の始まりだったわけです。確かに、ここ最近の気候に似てるかも。でも、もう少しカラリとしてましたっけ。
ブリスベンは、小さい街なのに自然がいっぱいです。公園や植物園、河の周りの公園等々、どこでお散歩しようか迷っちゃうくらい。 しかも、植物園でなくてもきれいなお花が咲き乱れていて、野鳥もたくさんいて、とても楽しかったなぁ、と記憶が甦ります。 そういえば、この前、会社の同じグループの人に「これまで行った海外旅行でどこが一番よかった?」って聞かれて、あれこれ考えて「ブリスベン」って答えちゃいましたっけ。 観光地巡りよりも、熱帯の緑や花がいっぱいの公園をのんびり散歩するのが一番、楽しいもの。
そんな風に、街をお散歩していた時に、珍しくて小さくてかわいい小鳥に会いました。 特別な所にいたわけではなく、スーパーの脇の中庭っぽい丸い広場にいました。写真ではわかりにくいですが、メジロよりもちっちゃい小鳥です。ものすごくかわいいです。最初は、ハチドリかと思いましたが、どちらかというと北海道などにいるエナガに似ている小鳥のようです。 帰国後、「世界の野鳥図鑑」で調べましたが、ハッキリしたことはわかりません。
このふたり、たぶんご夫妻でしょう。2本の杭のようなものの上に、1人ずつ、お行儀良くのっかっています。この二羽、しばらく、こんな風に、毛繕いをしたり、前を向いたり後ろを向いたり、あっち見たりこっち見たり、クルクルと思い思いに(しかし、せわしなく)杭の上で過ごしていました。
…そしたら突然! 上の杭に止まっていた方の小鳥が、もう1羽が止まっている杭にポンと飛び降りてきました。
 


ただでさえ余裕がなかったスペースに、ふたりが乗っかってしまったものだからギュウギュウ。白いお腹や茶色い背中をぺたりと、でも、ふわふわとくっつけて杭の上に並んでいます。 ラブラブ仲良しです。遠くから見ていても、ふたりがこのひとときを楽しんでいるのがよく分かります。
わぁ〜かわいい!と大喜びしていると、やきもちを焼いたのでしょうか、ふたりの間にドンっ!と割り込み蹴散らす悪い小鳥が現れました。
犬に食われて死んじまえ、となじられる「人の恋路を邪魔する悪者」とは、この子です。 でも、悪者とはとても思えないくらい、この子も小さくて青くてとってもかわいい! めざわりなふたりを蹴散らして威張っているように見えるのも勇ましくてかわいい。 今頃、この子にもステキな恋人ができ、先のカップルと家族ぐるみのおつきあいをしているかもしれません。