zabbonなりの工夫 〜星形チューブモールドと星形押し型〜

zabbon2007-09-13

ナゾの星形の物体。大きさ約3センチ四方。材料は紙粘土。 これこそzabbonの知恵と創意と工夫の結晶。(いや、みんなとっくにやっているんだろうとは思いますが…)
何ヶ月か前に、オレンジフラワーさんで、ハート型と星形のチューブモールドを買いました。 でも、これって、フタも底もないのです。 つまり、もし、これに石けん生地を流し込むと、そのまま下に落ちてしまうわけです。これぞ筒抜け。しかし、使えないものを売っているわけはなく、ちゃんと使い方が書いてありました。 片方の端っこにサランラップを巻いて、ゴムで止め、そこを粘土や野菜で覆って固定させるんだそうです。詳細は、ここに書いてあります。 
ほっほ〜、なんとまあ、と驚きで目を見張りましたが、まずは、ハート型で試してみました。そしたら困った事態が発生。 チューブモールドから石けんを取り出せないのです。 こういう時は冷凍庫で凍らせて、表面を堅くすればればいい、とあったので、小一時間ほど冷やしてから指でギュウギュウ押したら、とりあえず取り出せたものの、指が当たったところがえぐれてしまって、実際に使えたところは7割程度。なんと採算の合わないツールなんだろう、とガッカリ。 残念ながら、そのあたりの解決方法についての指南はありません。
しかし、 「そっか!チューブモールドのハートの形になった押し出す板みたいのがあればいいんだ!」と閃きます。そして、その作戦は大成功。 メロンハート石けんをはじめ、数々の名(&迷)作が生まれました。
しかし、もう一つの星形チューブモールドの前ではためらいがありました。 こんな複雑な形をしたチューブモールドに合う「押し型」(←zabbon命名)など作れるものでしょうか…? しかし、「成せば成る成さねば成らぬ何事も。」なので、とにかく、ハートチューブモールドの時と同じやり方で作ってみたのが、冒頭の星形です。 
作り方は、紙粘土の固まりを筒型に整えた後、上からチューブモールドでくりぬいて星形を作ります。それをその後、何度かチューブの中をくぐらせ、これならよかろう、というところまで整形します。 するりと抜けるところまで整形するのがポイント。一回りくらい小さくても力は均等にかかるだろう、という目算です。
「星形押し型」を乾かして5〜6日後は折しも週末。石けん作りのチャンスがやってきました。この秋、最初のロッドです。他のを作るついでに、星形チューブモールドに石けん生地を流し入れてから48時間後、冷凍庫で冷やした後、いよいよ、この新開発ツールを使ってみます。
「星形押し型」を、星形チューブモールドの底に押し当て、栓抜き(握りやすくて丈夫なので)でギュウギュウ押してみます。 そしたら、おお、これはこれは…! という具合。 スルスルするすると気分良く出てきます。調子に乗って押し続けると落っことしてしまいそうなので、寸止めします。ここでうかつに全部取り出してしまうと、まだ柔らかいので何かの拍子にキズをつけてしまうかもしれないからです。 
ここで、パチリと写真をとりますが、なにやら、「ちくわぶ」に似ているかも。(おでんの中で5番目くらいに好きな具です。関西地方では使わないとか。)
事後、一昼夜経ち、完全に乾いて、ちょっとやそっと触っても大丈夫になってから、全部出してみます。 そして、役者を取りそろえて記念撮影したのが、この写真。 みごとな星形ができました。これからのクリスマスシーズン向けにかわいい石けんが作れそうなので、ワクワクほくほく楽しみです。
それにしても、他のみなさま方は一体どうやって、この星形チューブモールドを使っているんだろう…